ヨシュア・キミッヒ

ヨシュア・ヴァルター・キミッヒ

ヨシュア・ヴァルター・キミッヒ（Joshua Walter Kimmich）は、1995年2月8日にドイツで生まれたサッカー選手で、FCバイエルン・ミュンヘンとドイツ代表に所属している。彼のポジションはミッドフィールダー（CMF、DMF）とディフェンダー（RSB、CB）であり、攻守にわたって幅広い役割を果たすことができる。

クラブ経歴

初期の経歴

キミッヒはバーデン＝ヴュルテンベルク州のロットヴァイルで生まれ、VfBベージンゲンでサッカーをスタートした。12歳までこのクラブで過ごした後、2007年にVfBシュトゥットガルトの下部組織に移籍し、そこで中盤の選手として育成された。

RBライプツィヒ

2013年、キミッヒはブンデスリーガ3部のRBライプツィヒと契約。契約は2年間で、シュトゥットガルトが買い戻すオプション付きだった。彼はブンデスリーガ3部や2部での経験を積み、若手選手として評価が高まった。特に2013年と2014年にはフリッツ・ヴァルター・メダルを受賞し、注目を浴びる存在に成長した。

FCバイエルン・ミュンヘン

キミッヒは2015年1月にFCバイエルン・ミュンヘンと契約。加入当初はディレクターのマティアス・ザマーや監督のジョゼップ・グアルディオラの助けを経て、自己のプレースタイルを進化させた。
彼のデビューはDFBポカールのFCノッティンゲン戦であり、その後リーグ戦でも来るべき名選手の足跡を残し、グアルディオラ監督の下でリーグ優勝に貢献している。

2016-17シーズンには移籍後初ゴールを記録し、2017-18シーズンにはアシスト数が大幅に増加し、リーグ優勝の立役者となった。さらに、2018-19シーズンには前シーズンを超えるアシスト数を記録し、チームを更に高めることで功績を残した。

2019-20シーズンでは、自身の得点とアシストでチームをヨーロッパの頂点に導き、2020年にはバイエルンの歴史的な7年ぶりの欧州制覇に寄与した。2021年には背番号を6番に変更し、ポジションも守備からミッドフィールダーへと移行。彼はDFLスーパーカップでも勝利に貢献し、2021-22シーズンには再びリーグ制覇に寄与した。

代表経歴

キミッヒは2011年にU-17代表に招集されて以来、各アンダー年代の代表でも活動し、特にU-19代表では2014年のUEFA U-19欧州選手権で優勝に貢献した。U-21代表ではデビューし、活躍を続けて2017年のFIFAコンフェデレーションズカップでも優勝メンバーに。2018 FIFAワールドカップにも出場し、2021年にはユーロ2020に臨み、更には2022 FIFAワールドカップにも選出された。また、EURO2024でも全試合で出場する活躍を見せた。

人物

キミッヒは本来守備的MFとして活動していたが、サイドバックやセンターバック、さらに攻撃的なポジションをもこなすユーティリティーの持ち主。元監督たちからは彼の能力を高く評価され、「フィリップ・ラームの後継者」と称されることもある。彼自身は「ポジションにこだわらず、ピッチでプレーするのが好きだ」と明言。名前の由来にも興味深い背景があり、本来の発音とは異なる発音で呼ばれることもしばしばある。コロナウイルスワクチンについては最初は接種しなかったが、その後感染し考えを改め接種を決断した。

個人成績

キミッヒのクラブでの成功は目覚ましく、特にバイエルン・ミュンヘンでのタイトル獲得も数多く、ブンデスリーガ8回制覇、DFBポカール3回、UEFAチャンピオンズリーグを1回制覇しているなど、その実力は多くの人々に認められている。彼のプレーは、サッカー界でのさらなる成功を期待させるものとなっている。

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