ヨドバシカメラマルチメディア仙台

ヨドバシカメラ マルチメディア仙台について

ヨドバシカメラ マルチメディア仙台は、宮城県仙台市宮城野区、JR仙台駅東口に位置するヨドバシカメラの店舗です。仙台駅周辺の家電量販店競争の歴史の中で、幾度かの移転と拡張を経て現在の姿に至っています。

歴史

1991年、ヨドバシカメラは仙台駅西口に「仙台駅前店」をオープンしました。これは、関東地方以外で初めての店舗でした。その後、1992年には仙台駅東口に「仙台東口店」も開店し、駅前での店舗展開を加速させました。

1997年には、「仙台東口店」を閉鎖し、駅と直結した「マルチメディア仙台」をオープン。これがヨドバシカメラ初の「マルチメディア」店舗となりました。この店舗は「YM STATION」とも呼ばれ、その名残がシャッターにも残っていました。

2000年代には、競合店である「ラオックス仙台店」や「さくらや仙台西口駅前店」が撤退し、ヨドバシカメラが駅前家電商戦で優位に立ちました。しかし、2007年にはヤマダ電機が「LABI仙台」をオープンし、新たな競争が始まりました。

ヨドバシ仙台第2ビル

2011年、ヨドバシカメラは旧仙台ヨドバシビルと隣接するマンション跡地に、複合商業ビル「ヨドバシ仙台第2ビル」を建設することを発表しました。2012年3月に竣工したこのビルは、地上8階・地下1階で、1階から3階が暫定店舗、4階から8階がオフィスフロアとして使用されました。同年4月26日には、ヨドバシカメラがこのビルでの営業を開始し、店舗面積は従来の約1.5倍に拡大しました。

現在、ヨドバシカメラが第1ビルに移転した後、第2ビルには石井スポーツ、ロピア仙台ヨドバシ店、ダイソー、マツモトキヨシなどのテナントが入居しています。

ヨドバシ仙台第1ビル

2014年、ヨドバシカメラは旧店舗跡地に「ヨドバシ仙台第1ビル」の建設計画を発表しました。当初はA棟8階建・B棟14階建の計画でしたが、後に変更され、A棟9階・B棟7階建となりました。2018年には、地上20階規模の高層ビルを建設する計画が報道されましたが、最終的には地上12階・地下1階の複合商業施設として2021年に着工し、2023年6月2日に開業しました。

この第1ビルは、店舗面積が従来の約1.5倍となる22,000㎡に拡大し、より多くの商品とサービスを提供しています。

フロア構成

仙台駅東口ペデストリアンデッキから直接アクセスできるメインエントランスは、第1ビルと第2ビル共に3階にあります。

マスコットキャラクター

ヨドバシカメラ マルチメディア仙台には、719系電車をモチーフにした「東北くん」と、205系3100番台をモチーフにした「仙石くん」という2体のマスコットキャラクターがいます。

その他の情報

• - 1991年に仙台駅西口にオープンした「仙台駅前店」は、関東地区以外で初の店舗でした。
• - 1997年にオープンした「マルチメディア仙台」は、ヨドバシカメラの「マルチメディア」店舗1号店です。
• - 2011年の東日本大震災時には一時休業しましたが、その後営業を再開しました。
• - 旧店舗跡地は、第1ビル建設前は平面駐車場として利用されていました。

ヨドバシカメラ マルチメディア仙台は、仙台駅東口のランドマークとして、地域の皆様に親しまれています。

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