石井スポーツ

株式会社石井スポーツについて

株式会社石井スポーツは、東京都新宿区に本社を置く、登山用品とスキー用品を中心に扱うスポーツ用品店です。全国に35店舗を展開しており、特に登山とスキーの分野で高い専門性と品揃えを誇っています。長年の歴史の中で、幾多の変遷を経験し、現在はヨドバシホールディングスのグループ企業として、新たなスタートを切っています。

歴史

石井スポーツの創業は1950年、創業者である石井千秋氏が東京都新宿区大久保で登山靴とスキー靴の製造販売を開始したことに遡ります。その後、1964年に株式会社ICI石井スポーツ（旧社）として法人化されました。1999年には、株式会社アイディーエスとの分割統合を行い、事業規模を拡大しました。

2000年代に入ると、2007年に代表取締役社長が交代。2009年には、（旧）IBS石井スポーツの経営を引き継ぎ、店舗網をさらに広げました。この頃には、登山学校を開設するなど、単なる小売店から、登山やスキーのアクティビティを総合的にサポートする企業へと進化を遂げています。2013年には、株式会社アート・スポーツとの業務提携を行いましたが、2017年には、アート・スポーツの事業を譲り受けることになりました。

2016年には、アドバンテッジパートナーズが出資する株式会社ICI石井スポーツ（新社）が株式会社ICI石井スポーツ（旧社）を吸収合併し、経営体制を刷新。2018年には、店舗ブランドを「ICI石井スポーツ」から「Mt.石井スポーツ」に変更し、新たなブランドイメージを確立しました。

2019年には、ヨドバシホールディングスがICI石井スポーツの全株式を取得。同年、株式会社石井スポーツに社名を変更し、本社をヨドバシホールディングス本社ビルに移転しました。さらに、ヨドバシゴールドポイントカードの共通利用を開始し、グループ企業としてのシナジー効果を追求しています。

特徴

石井スポーツは、長年の経験と実績に裏打ちされた専門性の高い商品知識と、豊富な品揃えが強みです。登山やスキー用品だけでなく、アウトドア全般のギアを幅広く取り扱っています。また、専門的な知識を持ったスタッフが在籍しており、顧客一人ひとりのニーズに合わせたアドバイスやサポートを提供しています。さらに、登山学校では、安全な登山のための知識や技術を学ぶことができます。

所属アスリート

石井スポーツは、数多くの著名なスキーヤーや登山家と所属契約を結んでいます。これには、プロスキーヤーで冒険家の三浦雄一郎氏、オールマウンテンスキーヤーの佐々木明氏、プロスキーヤーの伊東秀人氏、クライマーの奥田仁一氏、天野和明氏、平出和也氏、国際山岳ガイドの角谷道弘氏らが含まれます。これらのアスリートは、石井スポーツのブランドアンバサダーとしての役割を担うとともに、商品の開発やイベントへの参加などを通じて、同社の活動を支えています。

不祥事

2016年には、登山の講習会を無登録で企画運営したとして、旅行業法違反容疑で社長を含む7名が書類送検されるという不祥事がありました。この事件は、コンプライアンス遵守の重要性を改めて認識させる出来事となりました。

まとめ

株式会社石井スポーツは、創業から70年以上の歴史を持つ老舗スポーツ用品店です。登山とスキーの分野で高い専門性を持ち、豊富な品揃えと専門知識を持つスタッフによるサポートが強みです。数々の変遷を経て、現在はヨドバシホールディングスのグループ企業として、新たな成長を目指しています。所属アスリートとの連携や、登山学校の運営など、多角的な事業展開を行っています。

関連情報

親会社: ヨドバシカメラ
関係者: 竹内洋岳、天野和明、小松由佳
外部リンク:
石井スポーツ公式サイト
石井スポーツ公式X（旧Twitter）
石井スポーツ公式Facebook
石井スポーツ公式Instagram
石井スポーツ公式YouTubeチャンネル

もう一度検索