ヨヘルミン・チャベス

ヨヘルミン・ホセ・チャベス・パチェコ：球歴と人物像

ヨヘルミン・ホセ・チャベス・パチェコ（Johermyn Jose Chavez Pacheco）は、1989年1月26日生まれ、ベネズエラアラグア州トゥルメロ出身の元プロ野球選手です。主に外野手として活躍しました。

プロ入りから独立リーグへ

トロント・ブルージェイズと契約し、2006年からルーキーリーグでキャリアをスタート。その後、A級リーグでプレーし、2009年には21本塁打を記録するなど、長打力をアピールしました。
2010年にはシアトル・マリナーズへ移籍し、A+級で32本塁打を放ちましたが、AA級では苦戦しました。その後、シカゴ・カブス、カンザスシティ・ロイヤルズと渡り歩きましたが、メジャー昇格は叶わず、2014年には戦力外通告を受けました。

失意の中、独立リーグのアトランティックリーグを経て、2015年には日本の独立リーグ、ベースボール・チャレンジ・リーグの群馬ダイヤモンドペガサスへ入団しました。

オリックス・バファローズでの挑戦

群馬でのプレーが認められ、2015年6月にはオリックス・バファローズと契約。当時群馬のシニアディレクターを務めていたアレックス・ラミレスが、オリックスの巡回アドバイザーを兼務することになり、チャベスの指導にあたりました。

しかし、ウエスタン・リーグで38試合に出場したものの、一軍出場は果たせず、同年9月に帰国。同年12月には自由契約となりました。NPBでの出場機会を得ることはできませんでしたが、異国の地で新たな挑戦をした経験は、その後の人生に大きな影響を与えたことでしょう。

群馬への復帰と引退、そして指導者へ

2016年には群馬ダイヤモンドペガサスへ復帰し、再び日本のファンにプレーする姿を見せましたが、2017年に現役引退を発表しました。

引退後は、ロサンゼルス・ドジャース傘下のルーキー級チームで打撃コーチに就任。長年培ってきた野球の知識と経験を活かし、若手選手の育成に力を注いでいます。選手としてのキャリアは長くはありませんでしたが、指導者として新たな道を歩み始めています。

プレースタイル

長打力が魅力の外野手でしたが、粗削りな面もありました。独立リーグやマイナーリーグでの経験を活かし、オリックスでは一軍での活躍を目指しましたが、NPBの壁は厚く、その夢は叶いませんでした。

詳細情報

NPB年度別打撃成績: 一軍公式戦出場なし
独立リーグでの打撃成績: BCリーグ参照
背番号:
21 （2015年 - 同年6月21日、2016年）
98 （2015年6月22日 - 同年終了）

関連項目

中南米出身の日本プロ野球外国人選手一覧#ベネズエラ
群馬ダイヤモンドペガサスの選手一覧
オリックス・バファローズの選手一覧

外部リンク

選手の通算成績と情報 ESPN、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
個人年度別成績 チャベス - NPB.jp 日本野球機構

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