ライアン・カーペンター (野球)

ライアン・カーペンター：異文化を渡り歩く左腕投手

ライアン・ニコラス・カーペンター（Ryan Nicholas Carpenter）は、1990年8月22日生まれ、アメリカ合衆国アリゾナ州グレンデール出身のプロ野球選手です。左投左打の投手として、MLB、CPBL（台湾プロ野球）、KBOリーグ（韓国プロ野球）など、様々なリーグでプレーしてきました。CPBLでの登録名は「卡本特」でした。

プロ入り前

高校時代には、2008年のMLBドラフトでタンパベイ・レイズから21巡目 (全体623位) で指名を受けましたが、契約せずにゴンザガ大学へ進学しました。

プロ入り後

2011年のMLBドラフトで再びレイズから7巡目 (全体240位) で指名され、プロ入りを果たしました。2013年までレイズ傘下のマイナーチームでプレーした後、2014年3月21日に自由契約となりました。

その後、2014年5月7日にコロラド・ロッキーズとマイナー契約を結びましたが、2017年のオフに自由契約となります。

デトロイト・タイガース時代

2017年11月20日、デトロイト・タイガースとメジャー契約を結び、2018年4月1日のピッツバーグ・パイレーツ戦でメジャーデビューを果たしました。この年はメジャーで6試合 (先発5試合) に登板し、1勝2敗、防御率7.25、15奪三振という成績を残しました。しかし、2019年は9試合に先発登板したものの、防御率9.30と不振に苦しみ、シーズン途中にDFAとなり、9月3日に自由契約となりました。

楽天モンキーズ時代

2020年1月11日、CPBLの楽天モンキーズと単年契約を結びました。この年、カーペンターは26試合 (先発25試合) に登板し、10勝7敗、防御率4.00、150奪三振の成績を記録し、見事ゴールデングラブ賞を受賞しました。

ハンファ・イーグルス時代

2020年11月29日、KBOリーグのハンファ・イーグルスと30万ドルの単年契約を結びました。2021年は5勝12敗で、ダン・ストレイリーと並びリーグ最多敗戦を記録しました。2022年はハンファで4試合のみの登板となり、0勝1敗の成績で、5月31日にウェーバー公示されました。

パドレス傘下時代

2023年10月31日、サンディエゴ・パドレス傘下のエルパソ・チワワズとマイナー契約を結び、現在に至ります。

プレースタイル

ライアン・カーペンターは、MLB、CPBL、KBOリーグと様々なリーグでのプレー経験を持つ、国際色豊かな左腕投手です。各リーグで異なる環境に適応し、実績を残してきました。楽天モンキーズ時代にはゴールデングラブ賞を受賞するなど、守備力も高いことが伺えます。今後の活躍にも注目が集まります。

獲得タイトル

CPBL ゴールデングラブ賞：1回（2020年）

外部リンク

MLB 選手の通算成績と情報
ESPN
Baseball-Reference
Fangraphs
Ryan Carpenter (@R_Carpenter22) - X（旧Twitter）

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