ライアン・テリオ

ライアン・スチュワート・テリオ

ライアン・スチュワート・テリオ（Ryan Stewart Theriot）は、1979年12月7日生まれのアメリカ・ルイジアナ州バトンルージュ出身の元プロ野球選手です。彼は右投右打で、愛称は「リオット」と呼ばれています。テリオはシカゴ・カブス在籍中に、チームメイト・マイク・フォンテノーと共に、「バイユー・ボーイズ」として知られていました。彼の経歴や選手としての特徴について詳しく見ていきます。

経歴のスタート

テリオは1998年にブロードムア高校を卒業後、ルイジアナ州立大学に進学しました。彼の大学時代、2000年にはカレッジ・ワールド・シリーズのオール・トーナメント・チームに選出され、遊撃手としての実力を示しました。大学での彼のパフォーマンスは、プロの世界での成功を予感させるものでした。

プロ入りとカブス時代

2001年にはMLBドラフトでシカゴ・カブスから3巡目で指名され、7月に契約を結びます。その年からA+級のマイナーリーグで30試合に出場し、プロの世界に足を踏み入れました。2005年にはAA級で120試合に出場し、打率.304、出塁率.365、24盗塁という好成績を残し、チームのMVPを受賞します。同年9月にはメジャーデビューを果たします。最初の試合は1打数無安打でしたが、翌日の試合で初安打を記録します。

2006年にはAAA級で安定した成績を収め、メジャーに定着し、53試合に出場しました。2007年には主力選手として活躍し、特に打率.348を記録するなど、チームに大きく貢献しました。2008年も好調を維持し、シーズン通算では打率.307、178安打、22盗塁という成績を残しました。ただし、守備には課題が残る結果となってしまいました。

ドジャースとカージナルス

テリオは2010年にロサンゼルス・ドジャースにトレード移籍し、その後セントルイス・カージナルスにも移籍しました。カージナルスではプレー後、FAとなりました。

ジャイアンツ時代と引退

2012年にサンフランシスコ・ジャイアンツと契約を結び、2014年に現役引退を表明しました。

選手としての特徴

テリオはパワーレスですが、その分コンタクトヒッターとしての能力に優れており、三振が少なく、巧みなバッティングが特徴です。スピードや選球眼も持ち合わせており、主に二番打者として起用されました。さらには、遊撃手としてプレーしつつも、二塁や三塁、外野でもプレイできるユーティリティープレイヤーでした。守備は堅実で基本を忠実に守りましたが、送球精度に関しては課題を指摘されることもありました。

テリオのマイナー通算成績は、打率.271、出塁率.355、115盗塁（成功率70パーセント）となっており、安定した選手としての底力を示しています。彼のプレースタイルや成績は、今後の選手にも影響を与えることでしょう。

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