ライアン・ヤーブロー

ライアン・ヤーブロー：技巧派左腕の軌跡

ライアン・クリスチャン・ヤーブロー（Ryan Christian Yarbrough）は、1991年12月31日生まれ、アメリカ合衆国テキサス州オースティン出身のプロ野球選手。ニューヨーク・ヤンキースに所属する左投右打の投手であり、愛称は「ヤービトロン（Yarbitron）」。

プロ入り前

2013年のMLBドラフトでミルウォーキー・ブルワーズから指名を受けるも契約には至らず、翌2014年のMLBドラフトでシアトル・マリナーズから4巡目指名を受け、プロとしてのキャリアをスタートさせる。

マリナーズ傘下時代

ルーキー級からA+級まで着実にステップアップ。2016年にはAA級で12勝を挙げ、その才能を開花させ始めた。

レイズ時代

2017年、タンパベイ・レイズへトレード移籍。AAA級で好成績を収め、2018年にメジャーデビューを果たす。以降、リリーフとしてメジャーに定着し、ブルペンデーのオープナーとしても活躍。2018年には16勝を挙げるなど、チームに大きく貢献した。

2019年には、完全試合目前の好投を見せるなど印象的な活躍を見せた。ポストシーズンも経験。

2020年は不本意な成績に終わったものの、2021年は年俸調停を経験。COVID-19ワクチンの副作用で故障者リスト入りも経験した。

2022年はDFAとなり、ノンテンダーFAとなった。

ロイヤルズ時代

2022年12月、カンザスシティ・ロイヤルズと契約。2023年には、打球が顔面を直撃するアクシデントに見舞われ長期離脱を余儀なくされた。

ドジャース、ブルージェイズ時代

2023年シーズン途中にロサンゼルス・ドジャースへトレード。2024年には開幕ロースター入りを果たすも、シーズン中にトロント・ブルージェイズへ移籍。FAとなるもマイナー契約を結び直し、スプリングトレーニングに参加したが、自由契約となった。

ヤンキース時代

2025年、ニューヨーク・ヤンキースと契約。メジャー復帰を目指す。

プレースタイル

カッター、チェンジアップ、ツーシーム、カーブなど多彩な球種を操り、打者を打ち取る技巧派左腕。リリーフ、先発の両方で活躍できるユーティリティ性も持ち合わせている。

年度別成績

(年度別投手成績、ポストシーズン投手成績、年度別守備成績は省略)

背番号

48（2018年 - 2023年途中）
56（2023年途中 - 2024年途中）
* 35（2024年途中 - 同年終了）

ライアン・ヤーブローは、決してエリート街道を歩んできたわけではない。ドラフト指名を経て、様々なチームを渡り歩き、怪我や不調も経験した。しかし、その都度、持ち前の intelligenceと努力で乗り越え、メジャーの舞台で存在感を示してきた。今後の活躍にも注目したい。

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