ライデル・マルティネス

ライデル・マルティネス・ペレスについて

ライデル・マルティネス・ペレス（Raidel Martinez Perez、1996年10月11日生まれ）は、キューバのピナール・デル・リオ州出身のプロ野球選手であり、右投で左打ちの投手。彼は日本の中日ドラゴンズに所属しており、その活躍が注目を集めています。

経歴

来日前のキャリア

彼は2015年から2016年シーズンにかけて、キューバ国内リーグにあたるセリエ・ナシオナル・デ・ベイスボルのベゲーロス・デ・ピナール・デル・リオに所属し、着実に実力を磨いていきました。2017年には第4回ワールド・ベースボール・クラシックのキューバ代表メンバーに選ばれ、その名が広まりました。

中日時代の活躍

2017年2月26日、中日ドラゴンズへの派遣が発表され、育成選手として契約。2018年4月19日には支配下選手登録を果たし、背番号が211から97に変更されました。最初は先発[[投手]]として起用されていましたが、8月14日の試合でクローザーとしての役割も担い始めました。彼の初登板は苦しいものだったものの、その後の試合で中継ぎとして成功を収めました。

2019年、彼はMLBとキューバ野球連盟が発表したデビュー時の契約が可能な選手リストに名を連ね、一軍昇格を果たします。同年6月11日には、オリックス・バファローズ戦で来日初セーブを挙げ、その後もチームの重要なピッチャーとして活躍しました。

2020年、彼は新たに2年契約を結び、さらに記録を更新。特に8月には球団最速160km/hを記録し、NPB内での自己最速も達成。シーズンを通じて劇的なパフォーマンスを見せ、その結果2021年には49試合に登板し、23セーブを記録しました。

2022年には特に圧倒的な成績を残し、オールスターゲームに選出されての活躍が認められ、セーブ王に輝きました。2023年も引き続き存在感を示し、オールスターに2年連続で出場。シーズン序盤からは連続無失点記録を伸ばし続けるなど、圧倒的な成績を残しました。

選手としての特徴

ライデル・マルティネスは193cmの長身から繰り出すストレートは最速161km/h、常に150km/h台後半を記録します。さらにナックルカーブ、チェンジアップ、スプリット、スライダーなどの多彩な球種を操ります。彼の変化球でも球速は140km/hを超え、対打者から高い評価を得ています。

また、彼のストレッチ運動は多くのファンの注目を集めており、試合前のルーティンとして両腕を180度開く姿は印象的です。愛称は「ライマル」であり、特に2020年のリリーフトリオ「大福丸」としてファンに親しまれています。

あとがき

ライデル・マルティネス・ペレスは、初のセーブ王やNPB記録の更新など、数々の成果を上げ、その実力を証明しています。将来のさらなる成長が期待される投手であり、キューバの誇りとして日本の野球界でも注目を集め続けています。

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