ライメル・タピア

ライメル・タピア：俊足巧打のドミニカの至宝

ライメル・アントニオ・タピア・リナレス（Raimel Antonio Tapia Linarez, 1994年2月4日 - ）は、ドミニカ共和国サン・ペドロ・デ・マコリス出身のプロ野球選手です。ポジションは外野手で、左投左打。愛称は「フィフティー（Fifty）」で親しまれています。

プロ入りとロッキーズ時代

2010年にアマチュア・フリーエージェントとしてコロラド・ロッキーズと契約し、プロのキャリアをスタートさせました。

2011年：ルーキー級ドミニカン・サマーリーグ・ロッキーズでプロデビュー。67試合に出場し、打率.267、1本塁打、35打点、15盗塁を記録。
2012年：同じくルーキー級でプレーし、63試合で打率.316、35打点、13盗塁と着実に成長。
2013年：アメリカ本土に渡り、ルーキー級グランドジャンクション・ロッキーズで66試合に出場。打率.357、7本塁打、47打点、10盗塁と才能を開花させました。
2014年：A級アッシュビル・ツーリスツで122試合に出場し、打率.326、9本塁打、72打点、33盗塁と、さらなる飛躍を遂げました。
2015年：A+級モデスト・ナッツで131試合に出場し、打率.305、12本塁打、71打点、26盗塁をマーク。オールスター・フューチャーズゲームにも選出され、注目を集めました。オフには40人枠入りを果たしました。
2016年：AA級ハートフォード・ヤードゴーツからAAA級アルバカーキ・アイソトープスへ昇格。マイナー2球団合計で128試合に出場し、打率.328、8本塁打、48打点、23盗塁を記録。2年連続でオールスター・フューチャーズゲームに選出。9月2日にメジャー初昇格を果たし、同日のダイヤモンドバックス戦でメジャーデビュー。
2017年：メジャー70試合に出場し、打率.288、2本塁打、15打点、6盗塁を記録。
2018年：25試合に出場し、打率.200、1本塁打、6打点。
2019年：138試合に出場し、打率.275、9本塁打、44打点、9盗塁と、レギュラーとして存在感を発揮。
2020年：51試合に出場し、打率.321、1本塁打、17打点、8盗塁と好成績を残しました。
* 2021年：133試合に出場し、打率.273、6本塁打、50打点、20盗塁を記録。

ブルージェイズ時代

2022年3月24日にランドル・グリチャックとのトレードで、トロント・ブルージェイズへ移籍。7月22日のレッドソックス戦では、ランニング満塁本塁打を記録。このシーズンは128試合に出場し、打率.265、7本塁打、52打点、8盗塁、OPS.672という成績でした。11月18日にノンテンダーFAとなりました。

レッドソックス時代

2023年1月19日にレッドソックスとマイナー契約を結び、開幕ロースターに選出されましたが、6月5日にDFA、11日に自由契約となりました。

ブルワーズ時代

2023年6月13日にミルウォーキー・ブルワーズとメジャー契約を結びましたが、打率.173と振るわず、7月22日にDFA、24日にFAとなりました。

レイズ時代

2023年8月3日にタンパベイ・レイズとマイナー契約。9月23日にアクティブ・ロースターに登録されました。

プレースタイル

プロスペクト時代から俊足巧打のリードオフ候補として期待されていました。マイナー通算打率.317（2016年シーズン終了時点）を誇る打撃センスと、俊足が武器です。

今後の更なる活躍が期待される、注目の選手です。

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