ライヴ・アット・シェイ・スタジアム

『ライヴ・アット・シェイ・スタジアム (The Clash: Live At Shea Stadium)』は、パンク・ロックバンド、ザ・クラッシュの歴史的なライブ・アルバムです。このアルバムは、1982年にザ・フーのシェイ・スタジアム公演の2日目、そのオープニングアクトを務めたザ・クラッシュの演奏を収録したものです。プロデュースはコズモ・ヴァイナルが担当しました。

特筆すべきは、この貴重な音源が、ジョー・ストラマーが生前に引っ越しの荷造りをしていた際に偶然発見されたという点です。この発見がなければ、このライブアルバムが世に出ることはなかったかもしれません。イギリスでは2008年10月6日に、アメリカではその翌日にリリースされ、世界中のファンに届けられました。

収録曲は以下の通りです。

1. コズモ・ヴァイナル・イントロダクション
2. ロンドン・コーリング
3. ポリス・オン・マイ・バック
4. ブリクストンの銃
5. トミー・ガン
6. 7人の偉人
7. アルマゲドン・タイム
8. [7人の偉人]
9. ロック・ザ・カスバ
10. トレイン・イン・ヴェイン
11. 出世のチャンス
12. スペイン戦争
13. クランプダウン
14. イングリッシュ・シヴィル・ウォー
15. シュド・アイ・ステイ・オア・シュド・アイ・ゴー
16. アイ・フォート・ザ・ロウ

これらの楽曲は、ザ・クラッシュの代表曲であり、ライブパフォーマンスの熱狂とエネルギーが凝縮されています。

アルバムの制作には、以下のメンバーが携わっています。

ジョー・ストラマー - ボーカル、ギター、ベース（#4）
ミック・ジョーンズ - ギター、ボーカル
ポール・シムノン - ベース、ボーカル・ギター（#4）
テリー・チャイムズ - ドラムス

また、ライブ録音はグリン・ジョーンズ、修復とミキシングはデヴィッド・ベイツとマーク・フリス、マスター・レコーディングはティム・ヤングが担当しました。ブックレットの写真はボブ・グルーエンとジョー・スティーヴンスが撮影し、トリシア・ロネーヌがマネージャーを務めました。

このアルバムは、ザ・クラッシュのライブパフォーマンスの魅力を余すところなく伝えるだけでなく、当時のパンク・ロックシーンの熱気を追体験できる貴重な記録です。シェイ・スタジアムでのライブという特別な空間で、ザ・クラッシュが観客を熱狂させた様子が、臨場感あふれるサウンドで蘇ります。

サンデータイムスのレヴュー
ローリングストーンのレヴュー
The Canadian Pressによる記事

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