ライヴ・フロム・セントラル・パーク

『ライヴ・フロム・セントラル・パーク』は、アメリカを代表するシンガーソングライター、シェリル・クロウが1999年にリリースしたライブ・アルバムです。この作品は、同年の9月14日にニューヨークのセントラルパークで開催されたコンサートの模様を収録したもので、クロウの音楽仲間たちが多数ゲストとして参加した、非常に豪華な内容となっています。

リリース当初はBillboard 200で107位と、目立った成功を収めたとは言えませんでしたが、その後も着実に売り上げを伸ばし、2008年1月にはアメリカ国内で48万6000枚を売り上げました。これはゴールドディスク認定を視野に入れるに十分な数字であり、ロングセラー作品として評価されています。

コンサートには、ディクシー・チックス、フリートウッド・マックのスティーヴィー・ニックス、プリテンダーズのクリッシー・ハインド、ローリング・ストーンズのキース・リチャーズ、サラ・マクラクラン、そして伝説的なギタリスト、エリック・クラプトンといった、音楽史に名を残す錚々たるメンバーが参加しました。それぞれのアーティストがクロウとの共演を通じて、普段とは違った一面を見せており、ファンにとってはたまらない内容となっています。また、コンサートの司会は、俳優・コメディアンのビル・マーレイが務め、会場を大いに盛り上げました。

アルバムには、各アーティストとの共演曲はもちろんのこと、クロウ自身の代表曲も多数収録されており、彼女の音楽性の幅広さを改めて感じることができます。特に、エリック・クラプトンとの「ホワイト・ルーム」、ディクシー・チックスとの「ストロング・イナフ」、クリッシー・ハインドとの「イフ・イット・メイクス・ユー・ハッピー」、サラ・マクラクランとの「ディフィカルト・カインド」、スティーヴィー・ニックスとの「ゴールド・ダスト・ウーマン」、キース・リチャーズとの「ハッピー」は、それぞれのアーティストの個性が光る名演として知られています。

『ライヴ・フロム・セントラル・パーク』は、単なるライブ・アルバムというだけでなく、シェリル・クロウと彼女の音楽仲間たちとの友情、そして音楽への情熱が詰まった作品と言えるでしょう。豪華ゲストとの共演を通じて、彼女の音楽の新たな魅力を発見できる、ファン必携のアイテムです。グラミー賞も受賞しています。

参加ミュージシャン

シェリル・クロウ：アコースティック・ギター、ベース・ギター、ハーモニカ、エレクトリック・ギター、レコード・プロデューサー
ジム・ボギオス：ドラムス
マシュー・ブルーベック：ベース・ギター、チェロ
マイク・ロー：キーボード
メアリー・ローウェル：アコースティック・ギター、ヴァイオリン
ティム・スミス：ベース・ギター、エレクトリック・ギター、バックグラウンド・ヴォーカル
ピーター・ストラウド：アコースティック・ギター、エレクトリック・ギター、スライド・ギター
エリック・クラプトン
ディクシー・チックス
クリッシー・ハインド
サラ・マクラクラン
スティーヴィー・ニックス
* キース・リチャーズ

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