ラウル・ネト

ラウル・トグニ・ネト（Raul Togni Neto、1992年5月19日 - ）は、ブラジル・ミナスジェライス州ベロオリゾンテ出身のプロバスケットボール選手です。ポジションはポイントガードで、その優れたゲームメイク能力で知られています。NBA.com日本語サイトでは、『ハウル・ネト』と表記されています。

経歴

ネトは2008年、16歳でミナス・テニスクラブからプロデビュー。2011年にはスペインに渡り、サン・セバスティアン・ギプスコアBCと契約し、主力として活躍しました。2013年のNBAドラフトでアトランタ・ホークスから指名を受け、その後交渉権がユタ・ジャズへ移動しました。2014年8月にはCBムルシアと3年契約を結びましたが、2015年7月9日にユタ・ジャズが契約権を買い取り、ネトと契約しました。

NBAルーキーシーズンとなった2015-16シーズン、ダンテ・エクザムの負傷により、開幕戦でスタメン出場を果たし、8得点3アシストを記録。オールスターゲーム前夜祭のライジング・スターズ・チャレンジにも出場するなど、チーム最多の81試合に出場しました。しかし、2016-17シーズンはエクザムの復帰やジョージ・ヒルの加入もあり、出場機会は40試合に減少しました。

その後、2019-20シーズンはフィラデルフィア・76ers、2020-21シーズンはワシントン・ウィザーズでプレーし、自己最高のシーズンを送りました。2022年7月にはクリーブランド・キャバリアーズと契約。2023年8月にはトルコのフェネルバフチェ・ベコへ移籍しましたが、怪我のため2023-24シーズンは全休となりました。2024年7月のインタビューでは、負傷後にフェネルバフチェから契約解除されたものの、公式発表はなかったと語っています。

2024年11月25日、FCバルセロナ・バスケットへの加入が発表されましたが、ユーロリーグの試合で重度のハムストリングの怪我を負い、2025年1月2日に退団が発表されました。

ブラジル代表

ネトは2010年にブラジル代表デビューを果たし、2010年バスケットボール世界選手権に出場。その後、2012年ロンドンオリンピック、2014年FIBAバスケットボール・ワールドカップ、2016年リオデジャネイロオリンピックにも出場しました。2023年FIBAバスケットボール・ワールドカップのメンバーにも選出されましたが、初戦で膝蓋腱を断裂し、残りの試合を欠場。パリオリンピック予選で約1年ぶりに復帰しましたが、再び負傷し、予選の残り試合を欠場することとなりました。

プレースタイル

ネトは、優れたコートビジョンとパスセンスを活かしたプレーメイクを得意としています。チームのオフェンスを円滑に回し、チャンスをクリエイトする能力に長けています。

個人成績

NBAでのレギュラーシーズン、プレーオフの成績は以下の通りです。

(具体的な成績は省略)

外部リンク

選手の通算成績と情報: NBA, NBA日本, Basketball-Reference, Basketball-Reference (G League), ESPN, Eurobasket, RealGM, FIBA Profile, ACB.com, バスケットボールキング

もう一度検索