ラウンド・アバウト

ラウンドアバウトについて

ラウンドアバウトは1980年頃、岡山で結成された日本のロックバンドです。1982年頃に解散するまで、メンバーたちは精力的に活動を続けていました。このバンドは、後にTHE BLUE HEARTS|THE_BLUE_HEARTSや↑THE HIGH-LOWS↓、ザ・クロマニヨンズなどで知られる甲本ヒロトが初めて所属したバンドとしても注目されています。

バンドの由来と結成

バンド名の「ラウンドアバウト」は、イギリスのプログレッシブ・ロックバンド、ディープ・パープルの前身バンドに由来していると言われています。甲本は高校三年生の際、友人の誘いを受けてこのバンドに加入しました。当時はボーカルが受験勉強のために抜けており、その後、岡山で活発な活動を行っていきました。

ラウンドアバウトは岡山の地元ラジオ番組にも出演しており、地域の音楽シーンを盛り上げる存在でもありました。デモ音源は1980年11月に岡山の長谷川楽器で録音されたものと、1981年8月に東京で録音されたものが存在します。

活動とライブ

バンドは山陽放送の主催する音楽コンテストに参加し、審査員特別賞を受賞しました。また、テレビ番組『スター誕生!』のオープニングアクトとして「Jump'inJap 3-3-7」を演奏し、全国放送にも出演しました。この番組の関係者である清水国明からも声をかけられるなど、注目を集める存在となりました。

しかし、実際のライブは1981年の3月31日と8月の二回に限られ、渋谷屋根裏での一度の公演を含む短い活動期間でした。東京進出の際には、「らウンドアバウト　なぞのＸデー　8月15日」というフライヤーが配布されました。このフライヤーには「岡山のいつものとこで」と書かれており、長谷川楽器を指していたとされています。

メンバー

ラウンドアバウトのメンバーは以下の通りです。

• - 甲本ヒロト（ボーカル）: 解散後はザ・コーツやTHE BLUE HEARTS|THE_BLUE_HEARTSなどで活躍。
• - 有冨政司（ギター）: 当時は「アリさん」と呼ばれていました。
• - 亀山哲彦（ベース）: 現在はTHE LONDON TIMESで演奏。
• - 田中秀明（ドラム）: あだ名は「COZY TOWEL」。
• - 守時辰巳（キーボード）: 後にTHE BRICK'S TONEに参加。

代表曲と影響

ラウンドアバウトは数多くの楽曲を残しました。特に「Oh destination」や「思うままに」は後にザ・コーツに引き継がれるなど、彼らの音楽は後続のバンドにも影響を与えました。また、「ウルフガイ」「どん底ロック」「999」なども有名です。さらに、キンクスやローリング・ストーンズ、セックス・ピストルズのカバーも行っていました。

結論

ラウンドアバウトは、短い活動期間にも関わらず、後の日本のロックシーンに多大な影響を残したバンドです。特に甲本ヒロトの存在は、その後の音楽シーンにおいて重要な役割を果たしました。彼らの音楽は、時代を超えて多くのファンに愛されています。

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