ラシック

ラシック（LACHIC）について

ラシックは、愛知県名古屋市中区栄に位置する複合商業施設で、2014年に福岡に展開した店舗『ラシック福岡天神』を持つなど、その名を広めています。施設の名称である「ラシック」は「自分らしく」を表す造語であり、名古屋三越ラシック店を中心に、周囲にあるオフィスなども含めたビル全体を指すこともあります。

施設の運営は、もともと三越が中心にした再開発組合によって行われており、名古屋三越栄店という新館として利用されることになりました。この新しい施設の開業以降、名古屋三越栄店の売上は二ケタの増加を記録しましたが、その後の運営は名古屋三越に移管されています。

歴史の流れ

ラシックの歴史は、1988年にさかのぼります。栄三丁目再開発協議会が発足し、その後の準備組合設立や都市計画の決定を経て、2005年に現在の栄三丁目ビルディングが完成しました。その際、三越が経営するラシックが開店し、地域の商業発展に寄与してきました。

2021年には開業15周年を迎え、毎年恒例の周年広告には様々なキャッチコピーやキャラクターが登場し、地元での認知度を高めています。例えば、11周年の際には「11th アニバーサチー」というユニークなキャッチコピーが話題になりました。

ラシックの魅力

施設内には多彩なテナントが揃い、ファッション、グルメ、雑貨など様々な選択肢が用意されています。特に若者向けの店舗が多く、訪れる人々は新たなライフスタイルやトレンドを求めて足を運ぶことが大きな背景にあります。また、ラシックは名古屋の新たな注目拠点として位置付けられ、名古屋を訪れる観光客にも人気のスポットとして知られています。

さらに、施設内にはかつて『ZIP-FM STUDIO LACHIC』が存在し、サテライトスタジオとして名古屋の音楽文化にも寄与していました。これにより、ラシックは商業施設を超えた地域のアイコニックな存在としての役割を果たしてきました。

今後の展望

今後もラシックは、テナント構成やプロモーションを通じて独自性を強め、地域の商業発展に寄与することが期待されています。また、新しいトレンドやライフスタイルに合わせたマーケティング戦略を展開し、多様な顧客ニーズに応えることに重きを置いていくことでしょう。名古屋の中心地に位置するラシックは、今後も多くの人々に愛される場所であり続けることを目指しています。

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