ラジオっ娘のオールナイトニッポン

ラジオっ娘のオールナイトニッポン

『ラジオっ娘のオールナイトニッポン』は、1982年4月2日から同年9月24日までニッポン放送の「オールナイトニッポン」金曜1部で放送されていた深夜ラジオ番組です。パーソナリティは、ラジオっ娘（Lady oh!）こと水島かおり、西端やよい、高橋めぐみの3人が担当しました。

番組概要

ラジオっ娘は、前身番組として1981年10月から1982年3月までナイターオフ限定の『電話好きッコラジオッコ 男のコにはナイショなの』を担当していました。ナイターシーズンに入り番組が終了した後、ラジオっ娘は『オールナイトニッポン』金曜1部のパーソナリティに抜擢され、全国区に進出することになりました。ディレクターは白井良明が務めました。

番組構成は、前身番組と同様に電話をフル活用した企画やコーナーが中心でした。リスナーからの電話相談や、有名人・一般リスナーを問わず面白い話題を提供する「割り込み電話」コーナーが人気を博しました。特に女性リスナーとの電話では、初体験話やレズ話など、際どい話題が飛び出すこともありました。

また、写真撮影の現場など、ラジオっ娘の仕事上のエピソードを話すコーナーもあり、彼女たちの日常を垣間見ることができました。

豪華ゲスト

番組には、長渕剛、桑田佳祐、根津甚八、田原俊彦など、豪華なゲストが出演しました。彼らとのトークや企画コーナーは、番組をさらに盛り上げました。

Lady oh!への改名

1982年6月11日の放送では、ユニット名をリスナーから公募し、「アバンギャルズ」「チャター・キャッツ」「レディ・オー」の3点に絞って最終選考を行いました。同年7月2日の生放送中にリスナー投票を実施し、その結果「Lady oh!」に改名することを決定しました。

茅ヶ崎からの生放送

3枚目のシングル『茅ヶ崎サンライズ』の発売を記念して、1982年8月5日には茅ヶ崎地産ホテルから生放送を行いました。この日はサザンオールスターズをゲストに迎え、茅ヶ崎をテーマにした歌合戦などの企画を実施しました。また、生放送前日にはリスナーやファンを集めてバーベキュー大会を開催し、親睦を深めました。

さらに、同年8月から9月にかけては、Lady oh!のキャンペーンで訪れた大阪、札幌、福岡からも生放送を行いました。

苦戦とその後

人気が上昇していたラジオっ娘でしたが、裏番組の文化放送『ミスDJリクエストパレード』には、聴取率・シェアともに及ばなかったようです。

半年間の放送を終えた後、1982年10月からはニッポン放送の土曜日19:00〜21:00の枠で、『電話好きッコラジオッコ 男のコにはナイショなの』の第2期がスタートしました。

ラジオっ娘の『オールナイトニッポン』は、短い期間ではありましたが、深夜ラジオ史に名を刻む番組の一つとして記憶されています。

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