ラチブシュ郡

ラチブシュ郡（ポーランド語: powiat raciborski）は、シロンスク県に位置する、チェコとの国境に面した郡です。1998年の地方行政改革の結果、1999年1月1日に誕生しました。郡都であり最大の都市はラチブシュで、カトヴィツェから西へ58kmの距離に位置しています。郡内にはラチブシュの他に、クシェノヴィツェとクジザノヴィツェという2つの町があります。

面積は543.98平方キロメートルで、2006年の時点で郡全体の人口は111,505人でした。郡は、西はグウブジツェ郡、北はケンジェジン・コジレ郡、北西はグリヴィツェ郡、東はリブニク市、ルィブニク郡、ヴォジスワフ郡と隣接しており、南部はチェコ共和国との国境となっています。

下位自治体

ラチブシュ郡は、以下の8つの下位自治体（グミナ）に分割されています。

1. ラチブシュ（Racibórz）: 都市グミナ。郡都であり、郡内で最も人口が多い。
2. クジザノヴィツェ（Krzyżanowice）: 田園グミナ。チェコとの国境に位置し、農業が盛ん。
3. クシェノヴィツェ（Krzanowice）: 田園都市グミナ。郡の南部に位置し、歴史的な建造物が多く残る。
4. ルボミア（Lubomia）: 田園グミナ。郡の中央部に位置し、自然豊かな地域。
5. ピエトローヴィツェ・ヴィエルキェ（Pietrowice Wielkie）: 田園グミナ。郡の西部に位置し、農業と観光が主要な産業。
6. コーンコフ（ Kornowac）: 田園グミナ。
7. ヌエンザ（Nędza）: 田園グミナ。
8. ルドニキ（Rudnik）: 田園グミナ。

これらのグミナはそれぞれ独自の行政機構を持ち、地域の特性を生かした政策を行っています。

観光

ラチブシュ郡は、豊かな自然と歴史的な建造物に恵まれ、観光地としての魅力も持っています。ラチブシュ市内には、中世の城や教会などの歴史的建造物が数多く残っており、年間を通して多くの観光客が訪れます。また、郡内には美しい森林や湖沼も点在しており、ハイキングやサイクリングなどのアウトドアアクティビティも楽しめます。

外部リンク

* ラチブシュ郡公式サイト)

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