ラティーナ (マドリード)

ラティーナ (Latina)

ラティーナは、スペインの首都マドリードの南西部に位置する地区です。この地域は、第四紀の地層の上に広がり、いくつかの丘が連なる地形が特徴的です。また、小さな支流であるマンサナーレス川が流れており、今は暗渠にされています。ラティーナは、カラバンチェル区、アルガンスエラ区、セントロ区、モンクロア＝アラバカ区の近隣にあります。特に、ラティーナはその地理的な位置によって、周辺エリアのアクセスが良いことが魅力の一つです。この地区は、以下の7つの小地域で構成されています。

1. ロス・カルメネス
2. プエルタ・デル・アンヘル
3. ルセロ
4. アルチェ
5. カンパメント
6. クアトロ・ビエントス
7. ラス・アギラス
8. バタン

歴史的背景

ラティーナという名前は、16世紀にイサベル1世の友人であり、ラテン語に優れた著述家であったベアトリス・ガリンドに由来しています。彼女の別名は「ラ・ラティーナ」であり、このことが地区の名前の背景となっています。

1845年には、マドリードの行政区画の改革が行われ、ラティーナは正式に10区の1つとして設立されました。当初、ラティーナはカラバンチェルの一部とみなされていましたが、1948年にカラバンチェルがマドリードに編入されると、1971年にはそれぞれの区が再編成され、ラティーナ区が独立した区として確立されました。

また、ラティーナ内に位置するゴヤ駅は、名画家フランシスコ・デ・ゴヤに深い関係があります。彼はここにあるキンタ・デル・ソルドにて『黒い絵』を描いたことで知られており、駅名もこの事に由来しています。

交通機関

ラティーナには、様々な交通手段が整備されています。

• - セルカニアス マドリード

- C-5号線が運行されています。

• - マドリード地下鉄

- 5号線、6号線、10号線が利用可能で、都心部へのアクセスが非常に便利です。

このように、ラティーナは地理的にも歴史的にも魅力豊かな地域であり、多くの訪問者にとって興味深いスポットが点在しています。人々の生活の豊かさや地域の文化を垣間見ることができるでしょう。歴史的背景を持つこの地区は、観光や散策に適した場所です。

もう一度検索