ラビット (バンド)

ラビット（Rabbitt）は、1972年に南アフリカで結成されたロックバンドです。ザ・コングロメレーション (The Conglomeration)というバンドから発展し、トレヴァー・ラビン、ダンカン・フォール、ロニー・ロボット、ニール・クラウドといったメンバーで構成されていました。彼らの音楽は、キャッチーなメロディーとエネルギッシュな演奏が特徴で、瞬く間に南アフリカの音楽シーンで人気を博しました。

特に、1976年にリリースされたシングル「Charlie」は、南アフリカのチャートで1位を獲得する大ヒットとなり、彼らの名を一躍有名にしました。しかし、ラビットは1978年に解散。その後、メンバーはそれぞれ別の道を歩むことになります。

トレヴァー・ラビンは、プログレッシブロックバンドのイエス（Yes）に加入し、ギタリストとして世界的な成功を収めました。ダンカン・フォールは、ベイ・シティ・ローラーズ（Bay City Rollers）に参加し、ポップスターとしてのキャリアを築きました。

ラビットのオリジナル・ラインナップは、トレヴァー・ラビン、エロール・フリードマン、フランソワ・ルース、ルイ・フォラー、セドリック・サムソンでした。1975年には、トレヴァー・ラビン（ボーカル、リード・ギター、キーボード）、ダンカン・フォール（ボーカル、ギター、キーボード）、ロニー・ロボット（ベース）、ニール・クラウド（ドラム）というラインナップで活動していました。

彼らのディスコグラフィは以下の通りです。

アルバム
青春の悪戯 - Boys Will Be Boys (1975年)
裸の青春 - A Croak and a Grunt in the Night (1977年)
Rock Rabbitt (1977年)

EP
Rock 'n' Roll, Volume 2 (1977年)
Morning Light (1977年)
1972–1978 Limited Souvenir Edition (1978年)

シングル
"Locomotive Breath" / "And The Planets Danced" (1972年)
"Backdoor of my Heart" / "Share the Loving Things" (1973年)
"Hallelujah Sunrise" / "Hidden Feelings" (1973年)
"Yesterday's Papers" / B-side unknown (1974年)
"Charlie" / "Looking for the Man" (1976年)
"Hard Ride" / "Baby's Leaving" (1976年)
"Hold on to Love" / "Working for the People" (1976年)
"Sugar Pie" / "Dingley's Bookshop" (1976年)
恋のスタート - "Eventides" / "Charlie" (1977年)
夢は嘘つき - "Everybody's Cheating" / "Gift of Love" (1977年)
"Hold on to Love" / "Working for the People" (1977年)
"Morning Light" / "Auld Lang Syne Rock" (1977年)
"Gettin' Thru to You" (Teenage Love) / "Hello and Welcome Home" (1977年)

ラビットは短期間の活動でしたが、南アフリカのロックシーンに大きな足跡を残しました。彼らの音楽は、現在も多くのファンに愛され続けています。

外部リンク
M-Net's Carte Blanche profile "Rabbitt Rules"
Dutch Rabbitt Fan Site
Rabbitt at the South African Rock Encyclopedia
Rabbitt Fan Site
ラビット - Discogs（英語）

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