ラブベリー

ラブベリーの歴史と特徴

『ラブベリー』（LOVE berry、通称: ラブベ、LB）は、主に小学校高学年から中学生の女子を対象にしたファッション雑誌です。2001年12月に創刊され、2012年3月に一度休刊に至り、その後2016年に復刊したものの、2017年12月のvol.11を最後に新刊は発行されていません。

創刊の背景と誌名の由来

『ラブベリー』の名前は、創刊当初に複数の候補から小中学生によるアンケートを元に選定されたもので、「可愛くなりたい」、「おしゃれになりたい」という女の子たちの気持ちが込められています。このように、ターゲット層である読者層の視点を尊重した名前選びがなされました。

第1期: 創刊から休刊までの流れ

創刊からしばらくの間は、公式サイトもなく、情報発信が限られていましたが、2008年に公式サイトが開設され、より多くの読者と繋がることができました。初代編集長は羽田朋美氏で、彼女が編集を行っていた2011年5月号までの時期には、雑誌は順調に発行されていました。その後、宇津木有紀氏が編集長に就任します。

雑誌のシンボルキャラクターとして、イチゴをモチーフにした「ベリーナ」が登場。彼女はファッションが大好きで、ぐりーんのワンピースを好み、密かに隣のクラスの男子に恋をしているという設定があり、多くの女子読者から親しみを受けていました。

しかしながら、少子化や東日本大震災の影響により、発行部数は減少し、テコ入れのためにAKB48などの人気アイドルを起用するなどの対策が取られましたが、2012年3月号をもって一時休刊が決定しました。その際、編集者は「AKBのファン層が支えてくれた」という言及をしており、コストや利益率の問題もあったことが明らかになっています。

第2期: 復刊と再休刊

2016年1月にビューティー&ファッション誌としてリニューアルし、『LOVE berry』として不定期のムック本を発行しました。復刊時には、総勢53人のモデルが参加し、若い女性たちの注目を集めました。その後、モデルの見直しや入れ替えが行われ、2016年5月には復刊第2号が発行されました。

しかし、2017年12月には再び休刊の決断が下され、その後は新刊が発行されないままとなりました。この経緯の中で、入模試験の需要も引き続き高く、オーディションに参加する人数は毎回4000名から5000名に及ぶほどでした。

後期のオーディションとモデル

復刊期以降、本誌には専属モデルの「ラブモ」とレギュラーモデルの「ベリモ」が存在し、誌面や公式サイトで彼女たちが紹介されています。昔のモデルたちは「ラブベリーナ」と呼ばれ、読者ではなくてはならない親しみのある存在だったのです。読者オーディションで選ばれたモデルも多く、同じ立場の女の子たちの憧れの的として存在感を保っていました。

まとめ

ラブベリーは、時代の移り変わりを経て、その存在意義やスタイルを模索し続けた雑誌でした。長い歴史を持ちながら、ファッション文化の中で女性たちにインスピレーションを与え続け、多くの読者に愛されてきたことは間違いありません。今後の新たな展開が期待される状況でもあります。

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