ラプラタ郡 (コロラド州)

ラプラタ郡は、アメリカ合衆国コロラド州南西部に位置する郡です。2020年の国勢調査では、人口は5万5638人。郡庁所在地はデュランゴであり、郡内で人口最大かつ唯一の都市です。ラプラタ郡はその全体がデュランゴ都市圏を構成しています。

郡名は、ラプラタ川およびラプラタ山脈に因んでおり、「ラプラタ」とはスペイン語で銀を意味します。この地がかつて銀の産地として栄えたことを物語っています。

地理

アメリカ合衆国国勢調査局によると、郡域全面積は1,699.93平方マイル (4,402.8 km2)。そのうち陸地が1,692.15平方マイル (4,382.6 km2)、水域は7.78平方マイル (20.2 km2)で、水域率は0.646％です。

隣接する郡

北: サンファン郡
北東: ヒンズデール郡
東: アーシュレタ郡
南: サンファン郡 (ニューメキシコ州)
西: モンテズマ郡
北西: ドロレス郡

主なコミュニティ

郡内には、ベイフィールド、デュランゴ（郡庁所在地）、イグナチオなどの町があります。

歴史と文化

ラプラタ郡には、アナサジ文化のバスケットメイカー第2期の標式遺跡であるデュランゴ岩窟考古学遺跡があります。この遺跡は、古代アメリカ先住民の文化を知る上で貴重な場所となっています。

自然と観光

郡内にはサンフアン国立の森が広がっており、ウェミヌチェ原生地などの自然豊かなエリアがあります。また、デュランゴ・シルバートン狭軌鉄道国立歴史地区は、鉄道ファンや観光客に人気です。

交通

コロラド・トレイルやオールド・スパニッシュ・トレイル国立歴史道などのトレイルが整備されており、ハイキングやトレッキングを楽しむことができます。また、グレートパイクス自転車道などの自転車道も整備されています。サフアン・スカイウェイ国立景観側道は、美しい景色を楽しみながらドライブできる人気のルートです。

ラプラタ郡は、豊かな自然、歴史的な遺跡、そして多様なレクリエーション機会が魅力の地域です。

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