ラモン・カブレラ (野球)

ラモン・サルバドール・カブレラについて

ラモン・サルバドール・カブレラ（Ramón Salvador Cabrera）は、1989年11月5日にベネズエラのカラカスで生まれたプロ野球選手です。彼は右投げ両打の捕手として知られ、父親は元メジャーリーガーであるアレックス・カブレラです。カブレラは、アメリカのマイナーリーグや独立リーグ、日本のリーグを通じて、多彩な経歴を持っています。

経歴

プロ入りとパイレーツ傘下の時代

ラモン・カブレラは、2008年4月11日にピッツバーグ・パイレーツと契約しプロ野球選手としてのキャリアをスタートさせました。その年、彼はルーキー級のベネズエラン・サマーリーグ・パイレーツで56試合に出場し、打率.264、3本塁打、22打点を記録しました。翌2009年シーズンには、ルーキー級ガルフ・コーストリーグ・パイレーツを含む2球団で57試合に出場し、打率.299という高打率を残しました。

2010年にはA級ウェストバージニア・パワーに昇格し、90試合で打率.269、1本塁打、40打点を記録。その後、2011年にはA+級であるブレイデントン・マローダーズで92試合に出場し、打率.343という素晴らしい成績を収め、フロリダ・ステートリーグの首位打者に輝きました。

2012年もAA級とAAA級で113試合に出場し、打率.278、3本塁打、50打点を記録するなど、着実に成績を上げていきます。オフには40人枠入りを果たしました。

タイガース傘下の時代

同年12月5日、カブレラはデトロイト・タイガースとトレードが成立し移籍しました。2013年には、AA級エリー・シーウルブズとAAA級トレド・マッドヘンズで合計123試合に出場し、打率.284、69打点という数字を残しました。

再びパイレーツ傘下へ

2014年8月、彼はウェイバー公示を経てパイレーツに復帰しましたが、シーズンオフには自由契約となります。その後、2014年12月にシンシナティ・レッズとマイナー契約を結び、2015年には途中昇格を果たし、メジャーリーグデビューを果たしました。13試合に出場し、好成績を記録しましたが、翌2016年にはDFAとなり、12月に自由契約となりました。

マーリンズと独立リーグの挑戦

2017年1月、マイアミ・マーリンズと結びつき、マイナー契約を結ぶことになった彼。2018年には、独立リーグのロングアイランド・ダックスでプレーし、再び注目を浴びました。

日本リーグへ

2021年1月、茨城アストロプラネッツと契約し、日本の独立リーグに参加。47試合に出場し、打率.263、4本塁打と26打点を記録しました。シーズン終了後には退団が発表されました。

2022年3月、福岡北九州フェニックスに選手兼任コーチとして加入。68試合に出場し、打率.332で首位打者に輝くなど、その実力を証明しました。シーズン終了後に自由契約となりました。

まとめ

さまざまなリーグでの経験を持つラモン・カブレラは、明るい打撃能力と野球に対する専門的な知識を活かし、次なる挑戦を待ち望んでいることでしょう。メジャーリーグでの活躍に加えて、日本リーグでもその実力を証明しており、今後のキャリアにも期待が寄せられます。

もう一度検索