ラリーX

ラリーX

『ラリーX』（ラリーエックス）は、1980年1[[1月]]にナムコが開発したアーケードのアクションゲームで、プレイヤーはレーダーを駆使してチェックポイントを探すというユニークな要素を持っています。このゲームは初めて登場した際、「レーダーを使ってチェックポイントを捜せ!!」というキャッチコピーで知られています。

基本情報

『ラリーX』の稼働は1980年1[[1月]]から始まり、その独自のゲームプレイが話題となりました。ゲームはナムコの他、北米ではミッドウェイからもリリースされ、世界中のアーケードで楽しまれました。その後、家庭用ゲーム機やパソコンへの移植が行われ、特に『ニューラリーX』という難易度を調整したマイナーバージョンも、稼働開始から約3ヶ月後に登場しました。

ゲームルール

ゲームの目的は、プレイヤーが操作する青い車「マイカー」を使って、迷路内にある三角形の黄旗「フラッグ」をすべて回収することです。赤い車「レッドカー」はプレイヤーを追いかけてきて、衝突するとミス扱いになり、残機が減少します。衝突して残機がゼロになるとゲームオーバーとなります。画面は一部分しか表示されないため、右側のレーダーで画面外のフラッグやレッドカーの位置を確認しながらプレイする必要があります。

操작方法

操作は4方向のレバーと1つのボタンで行います。マイカーは自動で走行し、レバーは方向転換をするためのものです。ボタンを押すことで、車体後方に煙幕を出すことができ、これを使ってレッドカーの動きを一時的に妨げることができます。ただし、煙幕は出した後に元の位置から消失するため、タイミングが重要です。

情報表示

画面の右側には得点や残機、ラウンド数、燃料などの情報が表示されます。ゲーム中はハイスコア更新時に「YOU DID IT !!」というメッセージが表示され、BGMも変わるため、プレイヤーの達成感が得やすくなっています。燃料は時間経過や煙幕の使用によって減少し、警告が表示されます。

ラウンド進行

「初級」「中級」「上級」「エキスパート」の4つのコースがあり、ゲームは初級からスタートし、4の倍数ラウンドでコースが変わります。チャレンジングステージではレッドカーが動かず、プレイヤーはフラッグ収集に集中できますが、難所が増えて緊張感が高まります。

レッドカーの仕様

最初のラウンドでは3台のレッドカーが登場し、ラウンドが進むごとに数が増加します。レッドカーはマイカーを追いかけてくるため、その行動に注意しつつフレキシブルな移動を求められます。

その他

『ラリーX』のタイトルには「ラリー」とありますが、実際の自動車ラリーとはほとんど関係がありません。ゲーム内では多くのユニークな要素が盛り込まれており、バグとしてプレイヤーが特定の動きをすると、外周に入っていくこともあるなど、プレイヤーに多様な体験を提供しています。発売記念キャンペーンとしてはクイズが実施され、参加者に特製トレーナーが贈られるなど、当時のアーケード文化を感じさせるエピソードも残っています。

移植版

『ラリーX』はアーケード版だけでなく、後に複数のプラットフォームに移植され、家庭用ゲーム機でもプレイ可能になりました。特にMSX版は1984年にリリースされましたが、内容は『ニューラリーX』のものが採用されています。様々なプラットフォームでの移植が行われることで新しいファン層を獲得し、ゲームの認知度が広がりました。

このように、『ラリーX』とその続編『ニューラリーX』は、アーケード[[ゲーム]]の歴史の一部として、多くのプレイヤーに愛され続けています。

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