ラルー郡は、
アメリカ合衆国ケンタッキー州の中央部に位置する郡です。
1843年3月4日にハーディン郡から分離して設立され、地域の初期開拓者であるジョン・ラルーに因んで名付けられました。郡内には、
アメリカ合衆国第16代大統領
エイブラハム・リンカーンの生誕地があり、歴史的に重要な場所として知られています。
2010年の
国勢調査では、ラルー郡の
人口は14,193人でした。これは
2000年の13,373人から6.1%の増加を示しています。
郡庁所在地はホジェンビル市で、
人口は3,206人であり、郡内で最大の都市です。ラルー郡はエリザベスタウン大都市圏に属していますが、郡内全域でアルコール飲料の販売が禁止されている「ドライ郡(
禁酒郡)」であるという特徴を持っています。
地理
アメリカ合衆国国勢調査局によると、ラルー郡の総
面積は263.72
平方マイル(683.0
平方キロメートル)です。そのうち陸地が263.20
平方マイル(681.7
平方キロメートル)、水域が0.53
平方マイル(1.4
平方キロメートル)で、水域率はわずか0.20%です。
隣接する郡は以下の通りです。
北東: ネルソン郡
東: マリオン郡
南東: テイラー郡
南: グリーン郡
南西: ハート郡
北西: ハーディン郡
国立保護地域
ラルー郡には、
エイブラハム・リンカーン生誕地国立歴史史跡があります。この場所は、リンカーンの生誕地を保存し、その歴史を学ぶことができる重要な場所です。
人口動態
2000年の
国勢調査によると、ラルー郡の
人口構成は以下の通りです。(詳細なデータは割愛します)
都市と町
ラルー郡には、ホジェンビル市をはじめとするいくつかの町が存在します。
教会
ラルー郡には、多数の教会があります。主な教会としては、以下のようなものがあります。
ラルー・バプテスト教会
独立バプテスト教会
ビクトリー・バプテスト教会
第一バプテスト教会ホジェンビル(
白人信徒が多い)
第一バプテスト教会リンカーン・ブールバード(黒人信徒が多い)
バッファローバプテスト教会
マウントテイバー・バプテスト教会
ユニオン・クリスチャン教会
マグノリア・バプテスト教会
ロアノーク・礼拝所
レーン・リンカーンバプテスト教会
アサートンビル・バプテスト教会
* オークヒル・バプテスト教会
これらの教会は、地域社会において重要な役割を果たしています。
リンカーン・デイ
ラルー郡では毎年、10月の第1週の週末に「リンカーン・デイ」が祝われます。このイベントは金曜日から日曜日まで開催され、様々な催し物が行われます。主なイベントとしては、リンカーンに似ている人コンテスト、レール割り競技会、土曜正午のパレードなどがあります。また、屋台や地元タレントによるコンサートも開催され、カントリーミュージック、
ブルーグラス、南部ゴスペルなど、様々なジャンルの音楽を楽しむことができます。
ラルー郡は、その歴史、地理、文化的な特徴によって、
ケンタッキー州の中で独特の存在感を示しています。
禁酒郡であることやリンカーン生誕地があることなど、多くの魅力を持った郡と言えるでしょう。