ランス・マッカラーズ・ジュニア

ランス・マッカラーズ・ジュニアのプロフィール

ランス・マッカラーズ・ジュニア（Lance McCullers, Jr.）は、1993年10月2日にフロリダ州タンパで誕生したプロ野球選手で、現在はMLBのヒューストン・アストロズに所属しています。彼は右投左打の投手であり、愛称は「スナップ・ドラゴン」として知られています。また、彼の父親も同名で、元メジャーリーガー・投手として活躍していました。

経歴

マッカラーズは2012年のMLBドラフトでヒューストン・アストロズから全体41位で指名され、プロの世界に飛び込みました。この年には傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・アストロズでデビューし、その後アパラチアンリーグのルーキー級グリーンビル・アストロズでもプレーしました。

2013年にはA級クァッドシティズ・リバーバンディッツに所属し、25試合に登板して6勝5敗、防御率3.18の成績を残す結果を出しています。翌年の2014年は、A+級ランカスター・ジェットホークスでの活動でしたが、防御率は思わしくなく、防御率5.47を記録しました。

2015年にはAA級コーパスクリスティ・フックスで素晴らしい成績を残し、7試合で3勝1敗1セーブ、防御率0.56を記録。その後、AAA級フレズノ・グリズリーズに昇格し、さらに5月18日にはメジャーに初昇格しました。その際、オークランド・アスレチックスとの対戦でメジャー初登板を果たし、以降は先発ローテーションに定着。ルーキーイヤーには22試合に先発し、3.22の防御率を誇り、129三振を奪うなど、才能を示しました。

2016年には、14試合に先発登板しながらも、防御率を3.22に保ち、6勝を記録。さらに彼はこの年も三振を奪う能力が向上し、奪三振率は11.8に達し、この年のアストロズ投手陣の中で非常に高い水準でした。

2017年にはオールスターゲームに選出され、レギュラーシーズンでは7勝を上げるも、防御率は4.25に上昇しました。2018年にはトミー・ジョン手術を受け、2019年はリハビリに専念し、2020年に復帰を果たしました。

選手としての特徴

マッカラーズは、本格派右腕であり、シンカーとナックルカーブが彼の強力な武器です。シンカーは最速99mph（約159.3km/h）を記録し、平均94.2mph（約152km/h）をマークします。また、スライダー、高速チェンジアップ、カッターも有効に活用しており、その多彩な投球により打者を翻弄しています。特筆すべきは、右投手でありながら対左打者に対して高い成績を残している点です。彼の対左打者のxFIPは2.61と非常に優れており、右投手ながら左打者に対して有効な存在となっています。

成績と記録

2023年シーズン終了時点で、マッカラーズのMLBオールスターゲーム選出は1回（2017年）にとどまっています。背番号は43をつけており、これが彼の代名詞となっています。

彼の今後の活躍にも注目が集まる中、ランス・マッカラーズ・ジュニアは更なる飛躍を目指し、ステージで輝き続けています。

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