ランディ・ジョンソン

ランドール・デビッド・ジョンソンのプロフィール

ランドール・デビッド・ジョンソン（Randall David Johnson、1963年9月10日生まれ）は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ウォールナットクリーク出身の元プロ野球選手です。彼は主に左投手としての活躍を遂げ、通算4875の奪三振を誇り、これはMLB歴代2位の記録です。ジョンソンはメジャーリーグベースボール（MLB）で5度のサイ・ヤング賞を受賞し、300勝を達成した選手の中で最も新しい人物でもあります。愛称は「ビッグ・ユニット」で知られています。

経歴

プロ入り前

ジョンソンは6歳で野球を始め、8歳でリトルリーグに参加しましたが、体格の大きさから入団が難航した経歴があります。1982年のMLBドラフトではアトランタ・ブレーブスから4巡目に指名されましたが、父親の意向により契約はせず、南カリフォルニア大学に進学。大学生活では野球とバスケットボールを両立させていましたが、後に野球に専念することになります。大学時代、彼はマーク・マグワイアともチームメイトでした。

エクスポズ時代

1985年、モントリオール・エクスポズから2巡目で指名されプロ入り。ジョンソンは順調に成績を伸ばし、1988年にはAAA級でノーヒッターを達成したものの敗戦投手となるという珍事件も経験します。1989年にはメジャー昇格を果たし、その年の試合では3勝を記録しましたが、制球力の問題がのしかかりました。

マリナーズ時代

1989年、シアトル・マリナーズにトレード移籍し、加入早々から投手としての存在感を示すようになります。1990年には球団初のノーヒットノーランを達成し、オールスターゲームにも選出されました。ジョンソンは1995年に地区優勝に貢献し、シーズン18勝を挙げる活躍を見せます。

アストロズおよびダイヤモンドバックス時代

1998年にはヒューストン・アストロズに移籍し、再び結果を残しました。その後、2000年にアリゾナ・ダイヤモンドバックスと契約し、2001年にはワールドシリーズでのMVP受賞を果たします。3000奪三振を達成し、その後も数々の栄光を手にしました。特に、2002年にはリーグでの三冠を達成しています。

ヤンキース時代

2005年、ヤンキースに移籍し、2006年には連続して17勝を記録しました。しかし、背中の故障に苦しむシーズンもあったため、順調なキャリアとは言えませんでした。

引退後の活動

2010年には現役を引退し、写真家として新たな道を歩むことになります。様々なスポーツイベントでカメラマンとして活躍し、また、ダイヤモンドバックスのフロントオフィスに入り、球団特別補佐としても活動しています。

ジョンソンは引退後も野球界で存在感を示し続け、2015年にはアメリカ野球殿堂に選ばれました。彼の背番号51はダイヤモンドバックスで永久欠番に指定され、彼の功績が称えられています。

選手としての特徴

ジョンソンは、身長208㎝という恵まれた体格から最速164km/hの球を投げることができました。彼のスリリングな投球スタイルは数々のバッターにとって脅威であり、特に左打者に対しては独自の有効性を発揮しました。彼は4825奪三振という圧倒的な記録を誇り、特に年代を超えた名選手に名を連ねています。

趣味

ジョンソンはドラム演奏を趣味としており、音楽にも強い関心を抱いています。趣味を活かし、自宅に練習室を設けるほどの情熱を持っています。また、レッド・ツェッペリンのファンでもあり、音楽イベントでその才能を披露する機会もありました。

ランドール・デビッド・ジョンソンは単なる野球選手ではなく、才能豊かな写真家、ドラマーとしても知られる多才な人物なのです。

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