ラーメンカレーミュージックレコード

RAMEN CURRY MUSIC RECORDS（ラーメンカレーミュージックレコード）

RAMEN CURRY MUSIC RECORDS（通称: RCMR）は、日本の音楽シーンにおいて特異な存在感を放つインディーズ・レーベルです。このレーベルは、人気アーティストである奥田民生が2015年5月に設立したもので、音楽だけでなく、食文化への愛情も感じられる名称が特徴です。レーベル名は、奥田が愛するラーメンとカレーという二つの料理からインスパイアを受けつつも、「ミュージック」の要素を盛り込むことで、音楽に対する情熱を表現しています。

設立の背景

奥田民生は、レーベルを設立する前から「RCM」というデザインが施されたTシャツを制作していました。元々は「明太子」が含まれていた名前を、音楽活動との関連性を強めるために「ミュージック」に変更しました。これにより、アーティスト活動とも密接に結びつくユニークなブランドが形成されました。

主要製品

RCMRは、音楽レーベルとしての活動のみならず、音楽関連製品の販売にも力を入れています。2018年6月には、サンスイブランドのカセットレコーダーをベースにしたオリジナルのラジカセ「RCMRラジカセ SCR-OT」を発売しました。この製品は、外装が完全にカスタマイズされており、奥田のスタイルを反映した特別な一品となっています。

さらに、2018年12月には、奥田のレコーディング企画「カンタンカンタビレ」から生まれた8トラックポータブルMTR「DP-008EX-OT」をリリースしました。このモデルは、従来のTASCAM DP-008EXのスペックをそのままにしつつ、鮮やかなオレンジ色のボディとレーベル・マスコットの「ヘロ・ディギン」をあしらっています。

所属アーティスト

RAMEN CURRY MUSIC RECORDSには、奥田民生自身をはじめ、彼の音楽スタイルを反映した多様なアーティストが所属しています。特に注目すべきは、奥田民生のアルバム『秋コレ 〜MTR&Y Tour 2015〜』以降の作品が数多くリリースされている点です。これは、レーベルが音楽の発信基地としての役割を果たしていることを示しています。

また、グループ「サンフジンズ」もRCMRの顕著なメンバーで、彼らの楽曲には奥田民生のクリエイティブな影響が色濃く表れています。特に、FM802のACCESSキャンペーンソング「僕のBUDDY‼︎」（作曲：奥田民生、作詞：永積崇）が音楽シーンで話題を集めています。この曲は、iri、奥田民生、TAKUMA（10-FEET）、破壊（グループ魂）、ハナレグミ、牧達弥（go!go!vanillas）といった多様なアーティストによるユニット「レディオカリー」が関与しており、コラボレーションの楽しみを提供しています。

まとめ

RAMEN CURRY MUSIC RECORDSは、奥田民生の独特なセンスと音楽への情熱が結集したインディーズ・レーベルです。レーベル名には彼の自己表現が込められており、その活動は音楽だけでなく、アートやコラボレーションへと幅広く広がっています。音楽を通じた新たな形の文化交流と、ユニークな製品の展開は、今後も多くのファンを魅了し続けるでしょう。

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