リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ2012

リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ2012は、2012年4月22日に開催された、自転車ロードレースの伝統的なクラシックレース、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュの第98回大会です。ベルギーのワロン地域を舞台に、全長257.5kmのコースで争われました。

レースは、UCIプロチームに加え、アクセント・ジョブス、アルゴス・シマノ、チーム・ヨーロッパカーなど、多数の招待チームが参加し、総勢200名近い選手が出走しました。ベルギーの春のクラシックシーズンを締めくくるレースとして、多くの注目を集めました。

レース終盤、残り約20km地点で、ヴィンチェンツォ・ニバリが強力なアタックを仕掛け、後続集団に最大40秒以上の差をつける独走状態を築きました。ニバリの勝利は目前かと思われましたが、残り5kmを過ぎたあたりから、マクシム・イグリンスキーが驚異的な追い上げを見せます。イグリンスキーは、みるみるうちにニバリとの差を縮め、ゴール手前でついにニバリを捉え、そのまま先頭でフィニッシュラインを通過し、見事優勝を飾りました。

ニバリは、終盤のアタックで力を使い果たし、イグリンスキーの勢いに屈する形となりました。レースには、別府史之と土井雪広の2人の日本人選手も出場しましたが、残念ながら途中棄権という結果に終わっています。

このレースは、イグリンスキーにとってキャリア最大の勝利となり、彼の名を一躍世界に知らしめることとなりました。また、劇的な逆転劇は、多くの自転車ファンに語り継がれることでしょう。

参加チーム

UCIプロチーム（全チーム名は省略）

招待チーム
アクセント・ジョブス - ウィレムス・フェランダス（ ベルギー・ACC）
アルゴス・シマノ（ オランダ・ARG）
チーム・ヨーロッパカー（ フランス・EUC）
ランドバウクレディット・ユーフォニー（ ベルギー・LAN）
ソル・ソジャスュン（ フランス・SAU）
トップスポート・フラーンデレン - メルカトル（ ベルギー・ACC）
タイプ1・サノフィ（ アメリカ合衆国・TT1）

結果

リエージュ → アンス 257.5km

1位: マクシム・イグリンスキー

参考文献:
Liege-Bastogne-Liege 2012 - cyclingnews.com (英語)
リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ2012 - シクロワイアード

外部リンク:
公式サイト（フランス語）

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