リオン武

リオン武: 日本の総合格闘家

リオン武（リオン たけし）、1980年3月10日生まれで、神奈川県横浜市出身の男性総合格闘家です。彼はRISING SUNを主宰し、修斗世界フェザー級王者の称号を持つ、実力派の格闘家として広く知られています。

来歴

リオンは中学校で柔道を始め、その後、高校では神奈川県大会において準優勝を果たしました。兄の影響を受け、高校卒業後に総合格闘技の道に進む決意をしました。2002年にはアマチュア修斗に参戦し、東日本大会での優勝や全日本アマチュア修斗選手権での3位入賞など、早くからその才能を発揮しました。

2003年5月30日、リオンは修斗の碓氷早矢手戦でプロデビューを果たし、判定勝利を収めます。翌年2004年には修斗新人王ライト級トーナメントに出場し、準決勝で山田啓介選手を打ち破り、決勝戦では再び碓氷選手をKOし、新人王のタイトルを手に入れました。2005年にはアントニオ・カルバーリョとの試合で判定負けを喫し、プロ入り初の敗北を経験しますが、11月の田村彰敏戦では判定勝ちを収め、復活を果たします。

2006年には、急遽組まれたカルバーリョとの世界戦でTKO勝ちを収めて修斗世界ライト級王座を獲得しました。その後、2007年5月には田村彰敏選手との防衛戦で判定負けを喫し、王座陥落の憂き目に遭いますが、同年11月には戸井田カツヤとの対戦で空位となった環太平洋王座を懸けて戦い、勝利を収めて再びタイトルを手にしました。

2008年には、セバント・ヤングとのノンタイトルマッチで判定負けするも、同年11月には門脇英基選手に勝利し、再度修斗世界ライト級タイトルを獲得します。2009年には初防衛戦で佐藤ルミナ選手にTKO勝ちを収め、健闘を続けますが、2010年の2度目の防衛戦で日沖発選手に判定負けし、タイトルを失いました。

DREAMとその後のキャリア

2010年からDREAMに進出し、初試合では宮田和幸選手に判定負けとなりました。続いて、2011年には修斗伝承で土屋大喜選手にKO勝ちを収める一方、DREAMでは松本晃市郎や宇野薫選手との試合に挑戦し、いずれも勝利を収めます。しかし、同年末には高谷裕之選手との試合で判定負けとなり、タイトル獲得には至りませんでした。

さらに2012年にはシュートボクシングに参戦し、鈴木博昭選手に対して試合を進めましたが、試合終了間際に同時にダウンし、TKO負けを喫することとなります。2013年以降も競技を続け、矢地祐介選手との試合に挑戦しますが、判定負け。このように、数々の名試合を経て2018年にはRIZINで朝倉未来選手と対戦し、TKO負けを喫しました。

戦績

リオン武の戦績は、総合格闘技やアマチュア修斗、キックボクシングと多岐にわたり、数々の試合を通じて磨かれた実力が証明されています。これまでのキャリアにおいて、リオンは数々のタイトルを獲得し、また彼の試合は多くのファンに支持されています。今後も彼の活躍が期待されます。

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