リク (キングダム ハーツ)

リク (Riku)

概要

リクは、スクウェア・エニックスのコンピュータゲーム『キングダム ハーツ シリーズ』に登場する架空のキャラクターです。その名前は「陸」に由来します。声優は、日本語版では宮野真守氏が、幼少期は嶋英治氏が担当し、北米版ではデヴィッド・ギャラガー氏、幼少期はタイ・パニッツ氏が務めています。

登場作品

リクは以下のシリーズ作品に登場します。

キングダム ハーツ (KH)
キングダム ハーツ ファイナル ミックス (KHFM)
キングダム ハーツ チェイン オブ メモリーズ (COM)
キングダム ハーツ Re:チェイン オブ メモリーズ (Re:COM)
キングダム ハーツII (KH2)
キングダム ハーツII ファイナル ミックス+ (KH2FM)
キングダム ハーツ 358/2 Days (358/2)
キングダム ハーツ コーデッド (coded)
キングダム ハーツ バース バイ スリープ (BbS)
キングダム ハーツ バース バイ スリープ ファイナル ミックス (BbSFM)
キングダム ハーツ 3D ［ドリーム ドロップ ディスタンス］(KH3D)
キングダム ハーツIII (KH3)
キングダム ハーツ メロディ オブ メモリー (KHMoM)

設定

リクは、デスティニーアイランドという島に住む銀髪の少年です。年齢の割に大人びており、クールで逞しい性格をしています。外の世界への強い憧れを持ち、探究心も旺盛です。ソラの親友であり、時にはライバルとして切磋琢磨します。実は、ソラのキーブレードの正式な持ち主でした。

年齢：5歳 (BbS) → 15歳 (KH、COM) → 16歳 (KH2、KH3) → 17歳 (KH3RM、MoM)
武器：ソウルイーター (KH、COM、358/2、KH2) → ウェイトゥザドーン (358/2、KH2、KH3D、KH3) → ブレイブハート (KH3)

各シリーズでのリク

キングダム ハーツ

デスティニーアイランドで、ソラやカイリと共に平和に暮らしていたリクは、外の世界への憧れを抱いていました。しかし、異世界への扉を開いたことがきっかけで島が消滅し、リクは闇に呑まれてしまいます。ホロウバスティオンでマレフィセントと出会い、彼女に唆され、闇の力に染まっていきます。ソラがキーブレードに選ばれたことへの嫉妬や、カイリの心を失った状況に苛立ち、ソラと敵対するようになります。キーブレードを奪うものの、ソラの心の強さにキーブレードはソラの手に戻ります。その後、闇の探求者アンセムに体を乗っ取られてしまいますが、最後にはアンセムの支配から逃れ、ソラと協力して闇の扉を閉じるために闇の世界に残ります。

キングダム ハーツ チェイン オブ メモリーズ

リク編の主人公として登場します。闇の世界で王様と離れ離れになり、光と闇の狭間で目を覚まします。忘却の城で記憶を具現化する能力に翻弄されながら、自らの心に巣食う闇と戦います。「機関」やリク＝レプリカの出現に苦悩しながらも、王様の励ましを受け、闇を力に変える道を見出します。最終的に、心の中のアンセムを打ち破り、「狭間の者」として夜明けへの道を選びます。

キングダム ハーツII

「存在しなかった世界」専門のパーティーメンバーとして登場します。アンセムの心を抱え込んだ罪悪感から、王様の下を離れ、ディズに協力します。ソラを目覚めさせるため、ソラのノーバディであるロクサスと戦い、自らの闇の力を解放しアンセムの姿になります。その後、ディズによってデータ上のトワイライトタウンに送り込まれたロクサスを監視します。ソラを助けるため、暗躍しますが、最終的にはソラに正体を明かし、再会を喜びます。リクの体を乗っ取っていた闇の探求者は、賢者アンセムの弟子であるゼアノートであり、ゼムナスとの戦いを経て、リクは元の姿を取り戻します。ゼムナスとの決着後、ソラと共に故郷に帰ります。

キングダム ハーツ 358/2 Days

王様から離れディズの下にいるリクが描かれます。偽機関員として機関内で話題になり、シオンとの一騎打ちで姿を現します。機関を出奔したシオンと共に、物語に深く関わります。ソラの眠りを妨げさせないために行動し、ロクサスの前に最後の敵として立ち塞がります。シオンを打ちのめした際には、動揺するもすぐに事情を理解し、自嘲気味に「自分こそが『存在しない者』かもしれない」と語ります。

キングダム ハーツ コーデッド

データ世界のリクが登場します。ジミニーメモに残された謎のメッセージを解読する中で、データ世界のソラを助けます。データ世界の記録を保管する器として選ばれ、データ世界に直接介入します。マレフィセントのハッキングによって、データ世界と現実世界が遮断されると、ソラたちに協力します。シークレットエンディングでは、ソラと共にキーブレードマスター承認試験を受けることになります。

キングダム ハーツ バース バイ スリープ

子供時代の姿で登場します。キーブレード使いのテラと出会い、キーブレード継承の儀式を受けます。これが、リクがキーブレードを使える理由です。アクアにも名前を教えています。シークレットエンディングでは、『KH2』のリクが登場しました。

キングダム ハーツ ドリーム ドロップ ディスタンス

主人公の一人として登場します。ソラと共にマスター承認試験を受けることになります。「眠りに閉ざされた世界」で、ソラの夢を冒険します。闇の探求者アンセムとの再会や、マスター・ゼアノートの策略に翻弄されながらも、ソラを救うために奮闘します。最終的にキーブレードマスターとして認められます。

キングダム ハーツIII

王様と共に闇の世界でアクアを探し、ハートレスとの交戦でキーブレードを折ってしまいます。新たなキーブレードを手に入れ、再び闇の世界でアクアを救出し、最終決戦に挑みます。キーブレード墓場では、ソラを守るためにデビルズウェーブに立ち向かいます。時間遡行後には、アンセム、シグバール、リク＝レプリカと交戦し、因縁の相手であるアンセムと決着を付けます。χブレード完成によるキングダムハーツの扉を閉じる役割を担います。シークレットムービーでは、高層ビルの立ち並ぶ街を歩く姿が描かれます。

キングダム ハーツ メロディ オブ メモリー

カイリの記憶の世界ではDDDパーティの操作キャラとなり、本物のリクはエンディングに登場します。時系列は『KHIII ReMND』の直後で、「終わりの世界」でネームレス・スターに会うために「裏側の世界」にある「クァッドラトゥム」へ向かいます。

能力

闇の力を駆使した魔法や移動術を使用します。『COM』以降はプレイヤーキャラとして使用可能で、ソラとは異なる戦い方や戦略が可能です。『KH2』ではソラのサポート役、『358/2』ではラスボス、隠しキャラとして参戦します。

武器

ソウルイーター

マレフィセントに与えられた闇の魔剣です。闇の力によって切れ味が上がり、リクのシンボルとして認識されています。直訳すると「魂を喰らう者」という意味になります。

キーブレード

人の心のキーブレード：闇の探求者アンセムがリクの体を乗っ取った時に使用した人工的なキーブレードです。
過ぎ去りし思い出：闇を象徴するキーブレードで、黒い刀身を持ちます。
ウェイトゥザドーン：ソウルイーターを媒介にして誕生したキーブレードです。光と闇の狭間を象徴し、「夜明けの道」という意味を持ちます。
* ブレイブハート：折れたウェイトゥザドーンに代わり使用するキーブレードです。

もう一度検索