リコ・ラモス

リコ・ダーション・ラモス

基本情報

リコ・ダーション・ラモス（Rico Dashon Ramos）は、1987年6月20日生まれのアメリカのプロボクサーです。彼はカリフォルニア州カーソン出身で、プエルトリコ系アメリカ人として知られています。ラモスは、WBA世界スーパーバンタム級の元王者であり、プロボクシングにおいて優れた業績を残しました。

アマチュア時代

ラモスは、8歳の時にサウスロサンゼルスのブロードウェイジムでボクシングを始めました。アマチュアキャリアでは、オリンピック代表候補に選ばれるほか、2007年のNational PALトーナメントで優勝を果たしました。2007年の全米選手権では、当時のオリンピック代表であるレイネル・ウィリアムスに敗れ、準優勝に終わりますが、アマチュア戦績は99勝17敗という素晴らしいものでした。彼はその実績をもとにプロの道へと進む決断を下しました。

プロ時代のスタート

リコ・ラモスは、2008年3月20日にプロデビューを果たしました。彼の初試合は勝利に終わり、その後の試合でも着実に勝ちを重ねていきました。2009年11月28日、カリフォルニア州のペチャンガリゾート&カジノで行われたNABO北米スーパーバンタム級ユース王座決定戦では、アレハンドロ・ペレスに勝利し、王座を獲得します。

王座防衛と成長

2010年には、防衛戦を続け、セシリオ・サントスやカートモク・バルガスといった強力な対戦相手に対してもKO勝利や判定勝ちを収めていきました。その後も、アレハンドロ・バルデスやヘリバート・ルイスといった選手に勝利し、無敗のまま王座争いを続けてきました。特に、2011年の7月9日にはWBA世界スーパーバンタム級王者の下田昭文に挑むことになり、劣勢ながらも7回目に逆転KO勝利で王座を獲得しました。

キャリアの転機

2012年1月20日に行われたギレルモ・リゴンドウとの王座統一戦では、初回にダウンされ、結局6回にKO負けを喫します。この敗北は、彼にとって初の黒星であり、王座防衛にも失敗しました。その後、再起をかけた戦いとして、エフレン・エスキビアスとの対戦で見事に勝利を収め、新戦術を試す機会として生かしました。

2013年は苦しい年となりました。ロニー・リオスやオスカル・ゴンサレスとの試合で連敗を喫し、自身初の2連敗という結果になりました。しかし、同年9月7日のカルロス・イヴァン・ベラスケス戦では、激しい打撃戦の中からKO勝ちを収め、連敗から脱出しました。

後期キャリア

その後のキャリアでも、ラモスは厳しい試合を続け、2014年5月にはWBA世界フェザー級暫定王者ヘスス・クエジャルとの試合に臨みましたが、またしても判定で敗北を喫しました。

戦績

アマチュア戦績は116戦99勝17敗、プロ戦績は36戦30勝（14KO）、6敗という結果を残しています。リコ・ラモスは、地道な努力と強靭な意志でボクシングの世界で成長し続けました。彼の挑戦は、ボクシング界において彼の名を知らしめる偉大なものとなりました。

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