リスモくん

リスモくんについて

リスモくんは、KDDIと沖縄セルラー電話が展開するauブランドの音楽配信サービス「LISMO」のイメージキャラクターとして登場した、愛らしい白いリスのキャラクターです。彼の本名はリスモで、2006年の1月に初めて公開されました。このキャラクターは、特に2017年ごろまで、KDDIおよび沖縄セルラー電話の象徴として幅広く親しまれてきました。

リスモくんは、特徴的な白いシルエットを持ちながら、顔や体の模様は一切ありません。常にイヤフォンを耳に付け、片手にはauのオレンジ色のロゴをしっかりと持っています。彼は会話をすることはありませんが、その無口さが逆にインパクトを与えています。リスモくんのデザインは、博報堂で活躍するアートディレクターの佐野研二郎が手掛けており、見た目からは春の訪れを感じさせる緑色の印象も残されています。

特徴と性格

リスモくんの性格は真面目でありつつも、実は臆病な一面も持ち合わせています。彼は音楽鑑賞や木登りを趣味にしており、しっぽを使ったジャンプやプロペラ飛行、そしてムーンウォークが得意です。また、最近ではauの携帯電話を使って映像鑑賞を楽しんでいるとのこと。リスモくんの好物はキノコであり、出身地はオーストリアの首都ウィーンとなっています。年齢は設定上0歳ですが、その愛らしさは人々に親しまれる要因となっています。

キャラクター展開

リスモくんは、2006年7月にLISMOサービスの開始に伴い登場し、宇多田ヒカルの「Keep Tryin'」に合わせて踊るCMが放送されました。その後、彼はLISMOサービスのマスコットキャラクターとしての役割を果たしつつ、KDDIや沖縄セルラー電話の携帯電話全般の顔としても展開されていくことが追求されました。リスモくんを主役とした携帯電話向けのゲームも登場し、公式サイトではプロフィールや壁紙、スクリーンセーバーなどが提供されました。

また、2006年10月からの番号ポータビリティー制度にあわせて、新規契約者には特製のリスモくんグッズがプレゼントされるなど、商品展開も行われました。例えば、2007年7月には原宿に「LISMO Forest」がオープンし、限定グッズの販売が行われました。

リスモくんはさらに、人気絵本作家によるリスモをテーマにした絵本も発行され、彼のキャラクターがより広く親しまれることに寄与しました。2008年には、EXILEとのコラボレーションも行われ、新たなアレンジが施されました。

キャラクターの変遷とメディアへの登場

2011年には、auからのiPhone発売のニュースを受け、リスモくんに関するジョーク記事が出回りましたが、その直後にLISMO Music Storeの終了が発表され、彼の存在が一時的に揺らいだかのように思われました。それでも、リスモくんは2017年頃まで存続し続けました。

さらに、リスモくんは同業他社のキャラクターとも互いに親しまれる存在です。auブランドの他にも、ドコモの「ドコモダケ」やソフトバンクの「しまクリーズ」など、さまざまなキャラクターが競い合っています。リスモくんは、これらのキャラクターにも負けず、auブランドのシンボルとして多くのファンに支えられてきました。

まとめ

リスモくんは、シンプルながらも人々の心に残るキャラクターであり、音楽配信サービスの象徴として誕生し、展開されてきたことから、多くの人々に愛されています。人々とのつながりや音楽の楽しさを伝える存在として、今なお印象に残るキャラクターです。

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