リトル清原

人物とキャリアの始まり

リトル清原氏（本名：山﨑克也）は、1971年 10月26日生まれの日本のものまねタレントです。埼玉県で生まれ育ち、東京電機大学を卒業しています。現在はパンダ・リンクに所属し、同社の副社長という肩書きも持っています。

彼の最もよく知られた活動は、プロ野球界のレジェンドである清原和博氏のものまねです。特筆すべきは、清原氏本人から公認されている唯一のものまねタレントである点です。清原氏自身も、初めてリトル清原氏を見た際には、その驚くほどのそっくりぶりに目を見張ったといいます。二人を区別する唯一の方法は身長差で、188cmの清原氏に対し、リトル清原氏は約20cm低いとされています。

リトル清原氏は、小学生の頃から熱心な清原氏のファンでした。成長するにつれて顔立ちが清原氏に似てきたこともあり、やがてテレビの素人参加番組に出演する機会を得ます。これが、ものまねタレントとしてのキャリアを本格的にスタートさせるきっかけとなりました。2000年には、日本テレビの「ものまねバトル大賞」でテレビに本格的に登場します。

この時期、同じくプロ野球選手の松井秀喜氏のものまねをしていた、はなわ氏が人気を集めており、リトル清原氏とはなわ氏は「MK砲」と称されました。二人が揃って多くのテレビ番組に出演し、ものまね界で大きな注目を集めました。また、リトル清原氏は同じ事務所のバーモント秀樹氏とコンビを組み、「キングオブコント」に挑戦するなど、新たな分野にも活動を広げています。

プライベートと清原氏との特別な関係

リトル清原氏は、2009年 8月18日に元OLの一般女性と結婚しました。この入籍日は、清原和博氏の誕生日と同じ日であり、これはお相手の女性の発案によるものでした。さらに、二人の婚姻届の証人欄に清原氏本人が署名したことは、当時大きな話題を呼び、リトル清原氏と清原氏の間の深い信頼関係を示すエピソードとなりました。

逆境を乗り越えて

2016年に清原和博氏が逮捕されたことは、リトル清原氏の活動にも影響を与えました。地方での営業中止などが相次ぎ、仕事への影響は避けられませんでした。逮捕のわずか10日前にも清原氏と一緒にイベントに出演していたため、報道に触れた際には大きな衝撃を受けたと語っています。自身の心境として、報道の真実を信じたくはないけれども、もし本当であるならば残念であること、そして清原氏がそのような行為をしていないと信じていた胸の内を明かしました。しかし、この困難な状況においても、彼は自身が清原氏のものまねを今後も続けていく意思を強く表明しました。

その後、時間をおいて、2021年には清原氏自身のYouTubeチャンネル「清ちゃんスポーツ」にゲストとして招かれ、出演を果たしています。この場で、清原氏本人から直接謝罪を受ける機会があり、二人の関係性が再び前向きな方向に進んでいることがうかがえました。

現在の活動

ものまねタレントとしての活動に加え、リトル清原氏は所属事務所の副社長も務めています。また、野球への情熱は衰えることなく、2020年からは、さわかみ関西独立リーグに加盟しているプロ野球球団「和歌山ファイティングバーズ」において、専属のカメラマンおよび公認応援団員としてチームを支える活動にも携わっています。

主なメディア出演・掲載歴

これまでにリトル清原氏は、幅広いメディアでその姿を見せています。

主なテレビ番組: 「ものまねバトル大賞」「24時間テレビ愛は地球を救う」「体育会系スポーツ大忘年会」「プロ野球オールスタースポーツフェスティバル」（日本テレビ系）、「アッコにおまかせ!」（TBS系）、「笑っていいとも!」「とんねるずのみなさんのおかげでした」「めちゃ×2イケてるッ!」「ジャンクSPORTS」（フジテレビ系）、「内村プロデュース」（テレビ朝日系）、「笑いの金メダル」（朝日放送）、「白黒アンジャッシュ」（千葉テレビ）など多数に出演。
主な雑誌掲載: 「週刊朝日」「FLASH」「関西ウォーカー」「月刊空手道」「週刊ヤングジャンプ」「ブルータス」「アサヒ芸能エンタメ!」など、様々なジャンルの雑誌に登場しています。
* 主なイベント参加: 「PRIDE 男祭り」「WCBF チャリティ芸能人対抗国際親善野球大会」「東京電機大学創立100周年記念式典」「JBL公式リーグ」「肘圧整体りばいばるろーどイメージキャラクター」「R-1ぐらんぷり」「M-1グランプリ」など、多岐にわたるイベントに参加しています。

清原和博氏との特別な絆を活動の核としながらも、ものまねタレント、事務所経営、そして野球関連の裏方まで、多方面で精力的に活動を続けるリトル清原氏は、そのユニークなキャリアを着実に積み重ねています。

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