リバーモール

六甲アイランド リバーモール：水と緑と都市が調和する憩いの空間

神戸市東灘区六甲アイランドの中心に位置するリバーモールは、全長約600メートルにわたる人工の水路を擁する親水公園です。1990年に完成したこの公園は、人工島である六甲アイランドの豊かな自然と都市空間を巧みに融合させた、魅力的な空間を提供しています。

水辺の散策と多様なイベント

リバーモールを流れる水路は、住吉川を水源とする人工の川で、水深は10～50センチメートルと浅いため、小さなお子さんでも安心して水遊びを楽しむことができます。夏場には、水辺で涼む人々や水遊びをする子供たちの賑やかな声が響き渡ります。

夜間にはライトアップされ、昼間とはまた違った幻想的な雰囲気を醸し出します。北端には9本の柱が立ち並ぶ噴水池があり、神戸市の9区を表していると言われています。

この公園は、年間を通して様々なイベントが開催される場所としても知られています。春には色とりどりの鯉のぼりが泳ぎ、秋には収穫祭が開催されるなど、四季折々の魅力を楽しむことができます。過去には、インフィオラータ神戸の会場にも選ばれていました。代表的なイベントとしては、六甲アイランドコイノボリ手染め大会、六甲アイランド手染めコイノボリ大展示、六甲アイランド・ウェルカム・フェスティバル、RICサマーイブニングカーニバル、六甲アイランドハロウィンフェスティバル、六甲アイランド収穫祭などが挙げられます。

公園の変遷と周辺環境

かつて、六甲ライナー西側の支流部分は老朽化による漏水問題を抱えていましたが、2011年に埋め立てられ、現在はバラ園として生まれ変わっています。

リバーモール周辺には、商業施設が充実しており、リバーモールイーストとリバーモールウエストが東西に位置しています。著名な建築家、安藤忠雄氏設計のリバーモールイーストは、その洗練されたデザインが注目を集めています。これらの商業施設に加え、アイランドセンター駅をはじめとする周辺施設は、スカイウォークと呼ばれる空中回廊で結ばれており、快適な移動をサポートしています。

周辺には、神戸ファッションマート、神戸ファッションプラザ、ホテルプラザ神戸、神戸ファッション美術館、神戸ゆかりの美術館、神戸ベイシェラトンホテル＆タワーズ、アーバングルメポートなど、多くの施設が立地しており、ショッピングや観光、宿泊など、多様なニーズに対応できる環境が整備されています。

アクセスと受賞歴

リバーモールへのアクセスは非常に便利です。六甲ライナーのアイランドセンター駅、アイランド北口駅、マリンパーク駅から徒歩でアクセスできます。

また、リバーモールは、平成3年度手づくり郷土賞（施設部門）を受賞しており、その高い評価が示すように、優れた都市公園として広く認められています。

六甲アイランドの中心に位置するリバーモールは、自然と都市が調和した、憩いと活気に満ちた空間として、多くの人々に親しまれています。水辺の散策、イベントへの参加、ショッピングなど、様々な楽しみ方ができる魅力的な場所です。

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