神戸ファッションプラザ

神戸ファッションプラザ：六甲アイランドの複合施設、新たな魅力を発信

神戸ファッションプラザは、兵庫県神戸市東灘区六甲アイランドに位置する、ホテル、美術館、商業ビルを一体とした複合商業施設です。1997年の開業以来、地域社会に貢献してきましたが、近年は商業施設の再開発を進めています。

開業から現在までの変遷

開業当初は、「神戸ローザンヌホテル」、「神戸ファッション美術館」、シネマコンプレックス「MOVIX六甲」、そして85テナント以上の専門店街「Rink」からなる、多様な魅力を備えた施設でした。直径50メートル、高さ40メートルの吹き抜け空間「サン広場」を中心に、各施設が有機的に連携していました。しかし、時代の流れとともに、Rinkは徐々にテナントの撤退が相次ぎ、2018年には全館閉鎖となりました。

その後、商業棟は産業廃棄物処理会社の大栄環境に取得され、大規模なリニューアル計画がスタートしました。空き区画へのテナント誘致を進め、2020年には大栄環境が事務所を移転。2021年からは、順次テナントの入居が始まりました。

ROKKO i PARK：新たな商業施設の誕生

2023年、リニューアル計画の目玉となる新たな商業施設の名称が「ROKKO i PARK」として発表されました。2024年春の開業を目指し、スーパーマーケットのヤマダストアー、大型スポーツエンターテインメント施設「KOBE Super Stadium（仮称）」、ドラッグストアのキリン堂、工具店のファクトリーギア、そしてDAISOとTHREEPPYなど、魅力的なテナントが続々と出店予定です。約6年ぶりに商業施設が復活し、六甲アイランドの活性化に大きく貢献することが期待されています。

施設構成とアクセス

神戸ファッションプラザは、ROKKO i PARKをはじめ、ホテルプラザ神戸（旧神戸ローザンヌホテル）、神戸ファッション美術館、神戸ゆかりの美術館、オルビスホール、ガーデンチャペルなどの施設で構成されています。

交通アクセスは、六甲アイランド線アイランドセンター駅から徒歩1分と非常に便利です。周辺には、神戸市立小磯記念美術館、神戸ファッションマート、リバーモールなど、魅力的なスポットが点在しています。

過去のシネマコンプレックス

開業当初から2010年まで、9階にはシネマコンプレックス「MOVIX六甲」がありました。兵庫県内初のシネマコンプレックスとして人気を博しましたが、競合施設の増加に伴い閉館。その後、地域からの強い要望を受け、「シネウェーブ六甲」として再オープンしましたが、2011年に再び閉館しました。

まとめ

神戸ファッションプラザは、時代の変化に合わせて柔軟に進化を続けています。新たな商業施設「ROKKO i PARK」の開業により、六甲アイランドのランドマークとして、再び活気あふれる場所となることが期待されています。ホテル、美術館、そして新しい商業施設が一体となり、観光客や地域住民に、多様な魅力を提供していくことでしょう。COVID-19流行時には、ワクチンの集団接種会場として活用されるなど、地域社会への貢献も積極的に行っています。今後も、神戸ファッションプラザの更なる発展に注目が集まります。

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