リブレ (企業)

株式会社リブレについて

株式会社リブレ（英: libre inc.）は、東京都新宿区に本社を構える日本の出版社で、アニメイトの子会社として知られています。この会社は、2006年4月にビブロスが倒産した際に、そのボーイズラブ関連の出版事業を引き継ぐ形で設立されました。設立はアニメイトをはじめとするグループからの共同出資によるもので、リブレ出版株式会社として2006年5月8日に正式に発足しました。

登記上は「平成12年12月28日」に設立されたとされ、以降、2006年5月1日に現商号に変更されています。設立当初から、リブレは様々なボーイズラブ関連書籍や雑誌を刊行し、その代表的な雑誌として『MAGAZINE BE×BOY』が2006年6月7日に復刊されました。同誌は毎月6日に発行され、以降も定期的に多くのボーイズラブ系出版物が刊行されています。

リブレはまた、雑誌だけでなく、数多くの書籍やコミックスの出版にも取り組んでいます。特に、ビーボーイコミックスシリーズやスーパービーボーイコミックスなど、様々なレーベルが展開されています。また、電子書籍も手掛けており、ZITTOから移管されたセ・キララ誌の電子・書籍出版事業も行っています。

主な雑誌・コミックス

株式会社リブレが手掛ける雑誌には、次のようなものがあります。

• - MAGAZINE BE×BOY：毎月発行されるボーイズラブに特化した雑誌。
• - BE・BOY GOLD：偶数月に発行される、より多様な作品を掲載する雑誌。

また、過去には以下のような雑誌もありました：

• - JUNK!BOY（2008年復刊 - 2015年）
• - クロフネZERO（2008年 - 2012年）
• - 小説b-BOY（2006年 - 2022年）

リブレのコミックスには、ビーボーイノベルズや乙蜜ミルキィ文庫などがあり、電子書籍部門も活発に展開されています。特に、電子書籍としてはe乙蜜コミックスやハレルコミックスなどがあげられ、さまざまなレーベルから作品が提供されています。

不祥事と対応

しかし、リブレはその活動において一部問題も抱えています。2015年に発生した無断改変掲載問題では、同社が発行した『特濃b-BOY(1)調教特集』において同人誌が無断で改題・改変される事態が発覚しました。この問題は、該当作品に寄稿した作家からの正規の依頼が無かったことが議論を呼びました。この件に関しては、当該号の回収や購入者への返金が行われ、担当編集者への厳しい処分が科せられました。

まとめ

リブレはボーイズラブという特化したジャンルにおいて、日本国内外で広く愛される出版社へと成長しました。雑誌、書籍、電子書籍と多様なメディア展開を行い、新たな才能を発掘し続けています。今後の展開にも、引き続き期待が寄せられています。

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