リュドヴィク・ブラス

リュドヴィク・ブラス：フランスとマルティニークの血を引く才能あるMF

リュドヴィク・レジ・アルセーヌ・ブラス（Ludovic Régis Arsène Blas、1997年12月31日生まれ）は、フランスとマルティニークの国籍を持つプロサッカー選手で、主にミッドフィールダー（MF）として活躍しています。

クラブキャリア

ブラスは幼少期、ドモンでサッカーを始め、7歳の時にラムブイユFCへ移籍しました。この頃から、彼の卓越したドリブル技術と広い視野は注目を集め、将来を嘱望される存在でした。父親の仕事の都合でモントルージュFCへ移籍すると、プロのスカウトからの関心も高まり、ASモナコやEAギャンガンといった名門クラブが獲得に興味を示しました。

最終的にEAギャンガンへの加入を決断し、2015-16シーズンにはトップチームのトレーニングキャンプに参加。Bチームの監督は、彼の技術的な洗練さと的確かつ迅速な判断力を高く評価しましたが、守備力の向上を目的として、敢えて守備的ミッドフィールダーとして経験を積ませるという育成方針を取りました。

2015年10月、ブラスはEAギャンガンとプロ契約を締結し、同年12月6日にプロデビューを果たしました。翌2016年2月3日にはプロ初ゴールを記録。この頃は主に右ウイングとして起用されることが多かったものの、本職である中盤での出場機会もありました。2018年8月8日には、2020年までとなっていた契約を1年間延長しています。

2019年9月2日、ブラスはFCナントへ完全移籍し、5年契約を結びました。ナントではポジションがより前線へと変わり、加入初年度に5ゴール1アシストを記録。翌シーズンにはレギュラーとして定着し、11ゴール4アシストという素晴らしい成績を残しました。2021-22シーズンも9ゴール3アシストを記録しただけでなく、クープ・ドゥ・フランス決勝ではPKを成功させ、チームの優勝に大きく貢献しました。

代表キャリア

ブラスは、フランスの各年代別代表にも選出されており、UEFA U-19欧州選手権2016、2017 FIFA U-20ワールドカップ、第46回トゥーロン国際大会といった主要な国際大会に出場しています。

プレースタイル

リュドヴィク・ブラスは、卓越したテクニックと戦術眼を兼ね備えたミッドフィールダーです。ドリブル、パス、シュートのいずれも高いレベルにあり、攻撃的なポジションであればどこでも活躍できます。また、守備意識も高く、チームのために献身的にプレーする姿勢も持ち合わせています。

まとめ

リュドヴィク・ブラスは、フランスとマルティニークの血を引く、将来が非常に楽しみなサッカー選手です。EAギャンガンでのプロデビュー後、FCナントで中心選手として活躍し、クープ・ドゥ・フランス優勝にも貢献しました。今後の更なる活躍が期待されます。

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