リング☆ドリーム 女子プロレス大戦

リング☆ドリーム 女子プロレス大戦について

『リング☆ドリーム 女子プロレス大戦』は、サクセスが開発・運営したブラウザゲームで、Yahoo!モバゲー、mixiゲーム、ニコニコアプリ、ハンゲームなどでも配信されていました。このゲームは2020年3月26日をもってサービスを終了しました。

ゲームの概要

本作の背景には、原作者であるでいしろうが1990年代に制作したカードゲーム「ガープス・リング★ドリーム 女子プロレス最強伝説」があります。このゲームは現代（2010年代）を舞台に、最大手の女子プロレス団体「東京女子プロレス」に所属するマネージャーとして、新たに結成されたチームの運営に関わる内容となっています。プレイヤーは主に新人レスラーの視点でストーリーを進めることになります。

このゲームの特徴は、実際の試合よりも舞台裏での人間関係や駆け引きに重きを置いている点です。特に、2014年以降はイベントの結果がストーリー展開やキャラクターのキャリアに大きな影響を与え、NPCによる群像劇的な要素が強まりました。

ゲームシステム

本作は、初期のドラコレ系システムを採用し、友達とのトレード機能などが実装される予定でしたが、最終的には取り消されました。プレイヤーの所持するレスラーとストーリー内のレスラーは異なる存在として描かれ、プレイヤーは資料のない「マネージャー」役を担うこととなります。2014年の大型更新も行われ、ユーザーインターフェースや機能が改善されました。

制作背景

当初は他社との共同制作が予定されていたものの、最終的にはサクセスが単独で開発を進めることになりました。最終的に、ブラウザゲームとしての実績を持つ部署が主導権を握り、でいしろうがキャラクターやシナリオの監修を行う形に落ち着きました。キャラクターのデザインは、現実的な私服姿を取り入れる方針が採られ、漫画的な表現は避けられました。

シナリオの特長

シナリオはほぼすべてでいしろうが手掛け、毎日のメンテナンス日に試合結果を元に物語を構築する手法が取られました。この方法は、試合の結果によってストーリーの展開が異なるため、プレイヤーの期待に応えるために採られたものです。これにより、シナリオが主演のイベントに対して熱量を持って書かれることになりました。

サービス終了

2020年3月26日にサービスを終了した理由の一つとして、システムや開発体制の刷新が挙げられます。HTML5への移行も検討されたものの、既存のシステムを維持する必要があるため、新規プレイヤー獲得には繋がらないとの判断がされました。

主な登場団体とキャラクター

本作では、東京女子プロレスや悪役軍、凶獣など、様々な派閥が展開されました。正規軍の党首は“女帝”神崎玲子であり、各派閥も独自に活動していました。主要なキャラクターには、“静かなるドラゴン”日高瞬、“音速ヒロイン”ソニックキャットなどが存在し、声優陣も豪華です。

反響とコラボレーション

登場キャラクターは水着キャラ総選挙で人気を博し、スターダムやDDTプロレスリングとのコラボイベントも行われ、特異な生放送も実施されるなど、多方面で反響を呼びました。

このように、『リング☆ドリーム 女子プロレス大戦』は、単なるゲームに留まらず、独自のストーリーとキャラクター設定で多くのファンに愛されました。

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