リンダ (アン・ルイスの曲)

アン・ルイス「リンダ」：竹内まりやが贈った、友情の歌

1980年8月5日にビクター音楽産業から発売されたアン・ルイスの19枚目のシングル「リンダ」（規格品番：SV-7029）は、彼女の代表作の一つとして知られています。この楽曲は、同名アルバム「リンダ」からのシングルカットとしてリリースされました。

竹内まりやとの友情から生まれた名曲

表題曲「リンダ」は、アン・ルイスの友人である竹内まりやが、桑名正博との結婚を控えた彼女に、ミドルネームにちなんだ歌をプレゼントしたいという想いから生まれました。竹内まりやにとって、この曲は初めて他の歌手に提供した作品となりました。楽曲提供の背景には、二人の深い友情があったことがうかがえます。

竹内まりや自身も、1981年10月21日発売のアルバム『PORTRAIT』で「リンダ」をセルフカバーしています。さらに、ベストアルバム『Impressions』にもリメイク版が収録されており、この曲への特別な思い入れが感じられます。

B面を飾る「花の首飾り」

B面には、ザ・タイガースの大ヒット曲「花の首飾り」のカバーが収録されています。本作では、原曲の日本語詞ではなく、英語詞で歌われているのが特徴です。往年の名曲に新たな息吹を吹き込んだ意欲的なカバーと言えるでしょう。

楽曲情報

リンダ
作詩・作曲: 竹内まりや
編曲: ブラッド・ショット、谷口陽一、山下達郎
時間: 4分9秒

花の首飾り
作詩: 菅原房子
補作詩: なかにし礼
英訳詩: L. McKeown, S. Ryder
作曲: すぎやまこういち
編曲: ブラッド・ショット、谷口陽一
* 時間: 2分33秒

まとめ

アン・ルイスの「リンダ」は、竹内まりやとの友情が生んだ美しい楽曲であり、アン・ルイスの音楽キャリアにおいても重要な作品の一つです。B面の「花の首飾り」の英語カバーとともに、彼女の音楽性の幅広さを示す作品と言えるでしょう。

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