リーフファイトTCG

リーフファイトTCGの概要

リーフファイトTCG（Leaf Fight TCG）は、ティーアイ東京が1999年にリリースしたトレーディングカードゲーム（TCG）で、Leafブランドのファンディスク「初音のないしょ!!」内にあったゲーム「リーフファイト97」を基にしています。2000年代以降はイマ・エンターテイメントがその後のバージョンを手がけています。

本ゲームの特徴は、人気のあるゲームキャラクターが多く登場することで、著名なイラストレーターであるあずまきよひこや高雄右京がイラストを担当しています。また、「ひぐらしのなく頃に」で知られる同人サークル07th Expansionも、リーフファイトのオリジナルカードを制作していたことがあり、TCG界での影響力を示しています。

リーフファイトTCGは、日本のTCG界の黎明期にあたる時代に、マジック・ザ・ギャザリングやモンスターコレクション、ポケモンカードゲームと並び、圧倒的な人気を誇りました。しかし、2009年4月30日をもって公式サポートが終了し、公式ホームページも閉鎖されました。それでも、今なお多くのファンに愛されており、非公認の大会が各地で行われています。

基本ルール

リーフファイトTCGの対戦は、必ず2人のプレイヤーによる1対1の形式で進行します。プレイヤーはそれぞれ、60枚以上のカードから構成されたデッキ（山札）を使用します。ターン制で進行し、各プレイヤーは自分の番にデッキからカードを引いたり、カードをプレイしたりして相手に攻撃を行います。相手のリーダーが倒されるか、キャラクターが規定数倒されるか、手札が引けなくなった場合に敗北が確定します。

ゲームの進行手順

ゲームは、次の三つのフェイズから成り立っています。

1. エントリーフェイズ では、前のターンで疲労したキャラクターが待機状態に戻り、デッキからカードを1枚引きます。
2. メインフェイズ は、キャラクターを呼び出したり、アイテムカードやバトルカードを場に出したりする重要なフェイズです。
3. 終了フェイズ で、次のプレイヤーにターンが移ります。

カードの種類

キャラクターカード

ゲームで最も重要なカードであり、攻撃や特殊能力発動に必要なコストを生み出します。これらのカードは、バトルも行うことができますが、行動後は消耗状態となり、次の自分のターンまで再び使用することはできません。

バトルカード

キャラクター同士の戦闘が行われる際に使用されるカードで、攻撃力や防御力が表記されており、戦闘に必要なパラメータが関連しています。

アイテムカードとイベントカード

アイテムカードは特定のキャラクターに効果を付与し、イベントカードは瞬間的な効果を発揮します。

フィールドカード

場に出すことで、ゲーム全体に影響を与えるカードです。

基本用語

• - コスト：何らかのアクションを行う際に必要な代償。
• - リーダー：初めから場に配置されているキャラクターで、通常のキャラクターの二倍の体力を持ちます。
• - デッキ：山札のことを指します。

リーフファイトTCGは、キャラクターの競技性を厚くし、個性的なオリジナルカードの存在がファンの創造力を刺激しています。これにより、他の作品やジャンルからキャラクターを登場させることができるため、多様なカードが制作されています。公式のサポートが終了した今でもプレイヤーたちの熱心な活動により、その魅力は途切れることなく受け継がれていると言えるでしょう。

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