リー・カーズリー

リー・ケヴィン・カーズリーのキャリア

リー・ケヴィン・カーズリー（1974年2月28日生まれ）は、イングランド・バーミンガム出身の元サッカー選手であり、アイルランド代表としても名を馳せた選手です。現役時代は主に守備的ミッドフィルダーとしてプレーしており、引退後はサッカー指導者としての道を歩んでいます。

クラブキャリア

カーズリーは1992年にダービー・カウンティFCでプロキャリアをスタートさせました。ここでは150試合に出場し、次第にその存在感を示していきます。1999年にはブラックバーン・ローヴァーズFCに移籍し、ここでも活躍を見せましたが、チームは降格の危機に直面しました。その後、エヴァートンFCに加入し、約5年間在籍しました。エヴァートンでは重要な役割を果たし、特に2004-05シーズンにおいては中盤での守備的な役割を確立しました。

カーズリーはその堅実なプレースタイルから「新たなカーズリーとグラヴェセン」と称され、アンカー役として注目されました。2004年12月にはリヴァプールFCとのダービーで決勝点を挙げるなど、その活躍でチームをプレミアリーグ最高位に導く一因となりました。残念ながら、ケガの影響もあり、キャリアの後半では限られた出場機会に甘んじることもありましたが、バーミンガム・シティFCに移籍し、再び主将としての役割を果たしました。

代表キャリア

カーズリーは祖母がコーク県出身であるためアイルランド代表でプレーすることができました。1995年にU-21代表としてデビューし、1997年にはA代表にも選ばれました。2002 FIFAワールドカップでは、ベスト16進出に貢献し、自身も貴重な経験を積みました。彼のアイルランド代表としてのキャリアは1997年から2008年まで続き、全39試合に出場しました。

指導者としてのキャリア

選手引退後、カーズリーは2011年に古巣のコヴェントリー・シティFCU-18の監督に就任し、翌年にはトップチームの助監督に昇格します。その後、短期間ではありますが、コヴェントリーのトップチームも指揮しました。その後、シェフィールド・ユナイテッドFCの技術助監督としても活動し、指導者としてのスキルを磨きました。

私生活

リー・カーズリーは妻のルイザと3人の子供と共にソリフルで暮らしており、ダウン症候群の次男が誕生して以降、支援団体への積極的な関与を続けています。彼のプライベートな活動も、彼の育った環境や人生経験に基づいており、地域社会への貢献を大切にしています。

カーズリーのキャリアは、サッカー選手としての素晴らしい成果だけでなく、指導者、そして個人としての成長をも示しています。彼の活躍とその後の活動は、多くの人々にとってインスピレーションとなっています。

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