ルイジ・マストランジェロ

ルイジ・マストランジェロ - イタリアのバレーボール英雄

基本情報

ルイジ・マストランジェロ（Luigi Mastrangelo）は1975年8月17日生まれのイタリアのプロバレーボール選手で、主にミドルブロッカーとして活躍しました。彼はイタリアのモットラ出身で、国内外の大会で数多くの功績を残しています。

選手としてのキャリア

マストランジェロは、1994年にセリエA1のクーネオでプロキャリアをスタートさせました。その後、セリエB1やA2のクラブでプレーした後、1997年に再びクーネオに戻り、1999年にはコッパ・イタリアを制覇する栄光を得ました。

代表デビューは1999年5月28日、シドニーでのワールドリーグ・オーストラリア戦でした。この試合を皮切りに、彼はイタリア代表として通算218試合に出場するなど、国際舞台でも輝かしい成績を収めました。特に2003年と2005年の欧州選手権では、優勝に貢献し、両大会ともにベストブロッカー賞を受賞しています。さらに、2004年のワールドリーグでも同様の栄誉を手に入れました。

マストランジェロは、オリンピックでは3大会連続で出場しており、2000年のシドニーオリンピックでは銅メダル、2004年のアテネオリンピックでは銀メダルを獲得しました。2008年の北京オリンピックでは準決勝で怪我を負いましたが、3位決定戦にも出場しました。結果はロシアに敗れましたが、その精神力は高く評価されました。

キャリアの浮き沈み

2008年、マストランジェロは所属していたMローマがA2に降格した影響で、チームとの解雇問題が取り沙汰されました。この困難を乗り越え、ターラントに移籍した後、2009年には古巣のクーネオにカムバックしました。その後も、2012年のロンドンオリンピックに出場し、4大会連続でメダルを獲得するという偉業を達成しました。

国際大会結果

マストランジェロの代表としての実績は非常に豊富です。以下は、参加した主要大会やその結果です：

• - オリンピック：2000年（銅メダル）、2004年（銀メダル）、2008年（4位）、2012年（銅メダル）
• - 世界選手権：2002年（5位）、2006年（5位）
• - ワールドカップ：2003年（銀メダル）
• - ワールドリーグ：1999年、2000年（優勝）、2001年、2004年（準優勝）、2003年（3位）
• - 欧州選手権：1999年、2003年、2005年（優勝）

クラブチームでの業績

また、彼はクラブチームにおいても数々のタイトルを獲得しています：

• - コッパ・イタリア：1999年、2002年、2003年
• - CEVカップ：2002年、2005年、2008年
• - イタリア・スーパーカップ：1999年

所属クラブ

彼のキャリアでは、様々なクラブでプレーしてきました。主な所属クラブは以下の通りです：

• - クーネオVBC（1994-1995年）
• - VBCモンドヴィ（1995-1996年）
• - オリンピア・サンタンティーオコ（1996-1997年）
• - クーネオVBC（1997-2001年）
• - ピエモンテ・バレー（2001-2002年）
• - ルーベ・マチェラータ（2002-2005年）
• - パッラヴォーロ・モデナ（2005-2006年）
• - Mローマ・バレー（2006-2008年）
• - プリズマ・ターラント（2008-2009年）
• - ピエモンテ・バレー（2009-2013年）

ルイジ・マストランジェロは、その卓越したプレーとリーダーシップによって、イタリアバレーボール界の偉大な選手の一人として歴史に名を刻みました。

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