ルカ・チガリーニ

ルカ・チガリーニ（Luca Cigarini）は、1986年6月20日、イタリアのモンテッキオ・エミーリアで生まれました。現在はACレッジャーナ1919に所属し、主に中盤のポジションでプレーしています。

プロキャリアの初期

チガリーニは、パルマFCのユースチームでサッカー選手としてのキャリアをスタートさせました。その後、SSサンベネデッテーゼ・カルチョへのレンタル移籍を経て、トップチームデビューを果たします。2005年にはパルマに復帰し、セリエAデビューを飾ると、すぐにチームの中心選手として活躍するようになりました。しかし、2007-08シーズンにはチームがセリエBに降格することになり、新たな道を模索することになります。

アタランタBCへの移籍と活躍

2008年7月11日、チガリーニは移籍金500万ユーロでアタランタBCへ移籍しました。アタランタでは、ティベリオ・グアレンテとのダブルボランチとして、23試合に出場し3ゴールを挙げるなど、チームの主力として活躍しました。

SSCナポリへのステップアップ

2009年7月3日、チガリーニは移籍金1100万ユーロでSSCナポリへ移籍し、4年契約を結びました。ナポリでは、ワルテル・ガルガーノ、ミケーレ・パツィエンツァといった強力な選手たちがダブルボランチとして君臨する中で、28試合に出場し、一定の存在感を示しました。

スペインでの挑戦と帰還

2010年8月2日、チガリーニはスペインのセビージャFCへ買い取りオプション付きの1年レンタルで移籍しました。セビージャには、かつてアタランタでチームメイトだったグアレンテも所属しており、再び同じチームでプレーすることになりました。しかし、セビージャでは怪我に悩まされ、わずか6試合の出場にとどまり、買取オプションは行使されませんでした。2011年8月31日には、古巣であるアタランタBCへ1年間のレンタル移籍で復帰し、イタリアに戻ってきました。アタランタでは再び主力としてチームの残留に貢献し、レンタル期間は1年延長されました。翌年にはアタランタが保有権の50％を買い取り、共同保有の形でチームに残留しました。

UCサンプドリアへの移籍

2016年7月20日、チガリーニはUCサンプドリアへ移籍しました。この移籍にかかった費用は300万ユーロとされています。

代表としてのキャリア

チガリーニは、2005年からイタリアU-21代表に選出され、2007年9月7日のフェロー諸島戦で初得点を記録しました。また、UEFA U-21欧州選手権には2007年と2009年の2大会に出場しています。さらに、2008年にはトゥーロン国際大会で優勝し、同年の北京オリンピックにも出場しました。2010年8月には、UEFA EURO 2012予選を戦うA代表に初招集されました。しかし、予選での出場機会はなく、本大会の候補メンバーには選出されたものの、最終登録メンバーには入れませんでした。

プレースタイル

チガリーニは、中盤の底でゲームを組み立てるゲームメイカーとしての役割を担っています。両足を巧みに使いこなし、攻撃の起点となるパスを供給することができます。その優れた技術と戦術眼は、チームにとって不可欠な存在です。

エピソード

2018年2月9日のセリエA第23節で、SPAL戦でゴールを決めた後、自身のインスタグラムでファンタジーフットボールというゲームで自身を売却してしまったプレーヤーに対して、批判的なコメントを述べたことが話題となりました。


チガリーニは、その豊富な経験と高い技術で、これからも多くのファンを魅了し続けるでしょう。

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