ルック (音楽グループ)

LOOK（ルック）について

LOOK（ルック）は1985年にデビューした日本のロックバンドで、「シャイニン・オン 君が哀しい」が特に有名です。この曲は、当時のCMソングとしても使用され、多くのリスナーに親しまれました。活動は1988年に一旦停止しますが、その後もメンバーは音楽界で活躍を続けました。

メンバーと活動の始まり

バンドは、元々それぞれ異なるバンドで活動していた4人のメンバーによって構成されています。鈴木が東京でロックミュージカルの話を持ちかけ、千沢と出会ったのがグループ結成のきっかけでした。その後、デモテープをソニーに持ち込んだところ、すぐにメジャーデビューの話が持ち上がり、広石と山本が加わることに。メンバーはみな個性が異なり、音楽的な志向も違ったため、時には意見が衝突することもあったとされています。

グループ名の由来

バンド名の「LOOK」は、不二家の「LOOKチョコレート」に由来しており、各メンバーの音楽的個性とチョコレートの異なるフレーバーを重ね合わせたものです。興味深いことに、全員の血液型が異なることも名前の由来の一部です。彼らの公式ロゴには「EXTRA MILD」というフレーズが添えられています。

ヒット曲とその影響

デビューシングル「シャイニン・オン 君が哀しい」は、1985年4月にリリースされ、20.2万枚の売上を記録しました。この楽曲は当時の音楽シーンにおいても注目され、LOOKはアイドル的な存在としても捉えられました。しかし、鈴木はこの扱いに対して不服を感じていたこともあり、安全地帯のような音楽的評価を望んでいたと伝えられています。

その後の1986年、OVA『ガルフォース ETERNAL STORY』の音楽にも参加するなど、音楽活動は多岐にわたりました。特に「Round at the night」は、山本がメインボーカルを担当し、アニメの挿入歌として用いられました。この楽曲は元々山本が広石と共作したもので、後にLOOK名義で提供されることになりました。

活動の終了とその後

LOOKは1988年12月25日の渋谷公会堂でのライブを最後に活動を停止しますが、メンバーはその後も音楽活動を続けました。活動停止後、鈴木を除くメンバーは新ユニットL3Cを結成し、シングルやアルバムをリリースしました。

また、LOOKとしての最後の仕事は1988年末の日本レコード大賞で、メンバー全員が集まったことでした。この授賞式は彼らにとっての活動の区切りとなり、その後も音楽界への影響を残し続けています。

作品一覧

• - シングル: 代表曲「シャイニン・オン 君が哀しい」や「少年の瞳」など
• - アルバム: オリジナルアルバムやベストアルバム、映像作品もリリースされました。

LOOKは短い活動期間ながら、当時の音楽シーンに強く印象を残した存在でした。

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