ルディ・トムヤノビッチ

ルディ・トムヤノビッチ・ジュニアは、1948年生まれのアメリカ人。NBAの元バスケットボール選手であり、引退後は指導者として活躍しました。現役時代のニックネームは「Rudy-T」。

ミシガン大学で3シーズンプレーした後、1970年のNBAドラフトでサンディエゴ・ロケッツから2位指名を受けプロ入り。ヒューストンでの最初の試合で28得点17リバウンドを記録し、ロケッツのスター選手としての地位を確立しました。1970年から1981年までの現役生活で、平均17.4得点、通算13383得点、平均8.1リバウンド、通算6198リバウンドを記録。FG成功率は.501。1974年から1977年、そして1979年にはオールスターゲームにも出場を果たしました。彼の背番号45は、ロケッツで永久欠番となっています。

引退後は指導者として手腕を発揮。ロケッツでスカウトとアシスタントコーチを計11年務めた後、1991-92シーズンの途中からヘッドコーチに就任しました。ヘッドコーチとして、アキーム・オラジュワンを中心としたインサイドと、3ポイントシューターを活かしたアウトサイドを重視する戦術を採用。1994年、1995年にはロケッツをNBAファイナル2連覇に導き、チーム史上初の優勝をもたらしました。1992年から2003年までロケッツのヘッドコーチを務め、503勝397敗、勝率.559を記録。プレイオフでは、51勝39敗、勝率.567の成績を残しています。

1998年にはバスケットボール世界選手権のアメリカ代表ヘッドコーチに就任。NBA選手の参加が見送られる中、CBAの選手を中心にチームを編成し、銅メダルを獲得しました。2004-05シーズンにはロサンゼルス・レイカーズのヘッドコーチに就任しましたが、健康上の問題により41試合で辞任。その後はレイカーズのスカウトやコンサルタントとしてチームに貢献し、2016-17シーズン終了後に退任しました。

トムヤノビッチは、選手としても指導者としても、ヒューストン・ロケッツの歴史に大きな足跡を残した人物です。彼の情熱、リーダーシップ、そして革新的な戦術は、多くのバスケットボールファンに記憶されています。

ヘッドコーチ成績

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