ルディ・フェルナンデス (バスケットボール)

ルディ・フェルナンデス

基本情報

ルディ・フェルナンデス（本名: ロドルフォ・フェルナンデス・ファーレス）は、1984年4月4日生まれのスペインのプロバスケットボール選手です。彼は現在、リーガACBのレアル・マドリード・バロンセストに所属し、主にシューティングガードのポジションで活躍しています。ルディは、バレアレス諸島にあるマジョルカ島のパルマ・デ・マジョルカで育ちました。興味深いことに、彼の姉であるマルタ・フェルナンデスもWNBAでプロとしてプレーしているバスケットボール選手です。

経歴

ACB時代（2001-2008年）

ルディは2001年にスペインの1部リーグであるリーガACBにあるホベントゥット・バダローナで選手としてのキャリアをスタートさせました。彼のプロデビューは2003年で、その年のコパ・デル・レイではチームに準優勝をもたらし、自身も大会MVPを受賞しました。さらに2006年にはFIBAヨーロッパの最優秀ヤングプレイヤー賞を受賞し、ユーロカップ優勝時にはMVPにも輝くなど、若くしてその名を広めました。2008年のコパ・デル・レイでは優勝を果たし、再度MVPに選ばれるなど、彼の才能が全欧に知られるようになります。

NBAキャリア（2007-2011年）

2007年のNBAドラフトではフェニックス・サンズから1巡目24位で指名されるものの、トレードによってポートランド・トレイルブレイザーズに交渉権が移りました。翌シーズンの2008-09シーズンからNBAデビューを果たし、トレイルブレイザーズとデンバー・ナゲッツで合計4シーズンをプレーしました。彼のNBAキャリアは多くの注目を集め、特に2010年には26得点、10リバウンド、そして9アシストという個人成績を残しています。

再びACBへ（2012年以降）

2011年にはNBAロックアウトの影響を受け、シーズン前半はレアル・マドリード・バロンセストに再び所属しました。そして2011-12シーズン後に正式に彼はレアル・マドリードに完全移籍し、2012年には3年契約を結びました。彼は2023-24シーズンの終了後に現役を引退する意向を示しています。

スペイン代表としての活躍

ルディはわずか16歳でスペイン代表に選出され、U-16やU-18のFIBAヨーロッパ選手権でプレーしました。A代表にもおいては、2004年のアテネオリンピックに出場し、2006年の世界選手権では優勝に貢献。さらに2007年のヨーロッパ選手権で銀メダルを得て、2008年の北京オリンピックでは銀メダルを獲得。その決勝戦ではアメリカに敗北したものの、彼は22得点を挙げ、特にセンタードワイト・ハワードに対する強烈なダンクで観客を沸かせました。2009年のユーロバスケットでは金メダルを獲得し、2012年のロンドンオリンピックでも銀メダルを持ち帰りました。

その他の情報

ルディの姉、マルタ・フェルナンデスは、WNBAのロサンゼルス・スパークスに所属しており、家族の中でバスケットボールの才能が受け継がれています。今後のルディのキャリアは、引退後もスポーツ界に影響を与えることでしょう。

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