ルドウィグ・カイザー

ルドウィグ・カイザー（マーセル・バーゼル）の経歴と人物像

ルドウィグ・カイザー、本名マーセル・バーゼルは、1990年7月8日に西ドイツ、シュレースヴィヒ＝ホルシュタイン州ピンネベルクで生まれました。現在はWWEに所属し、その卓越したプロレススキルと独特のキャラクターで観客を魅了しています。

WWEでの活躍

2017年にWWEと契約し、2018年8月8日にNXTでデビュー。キース・リーとのシングルマッチで敗れはしたものの、そのポテンシャルを示しました。同年12月からはファビアン・アイクナーとのタッグチームを結成し、NXTとNXT UKの両番組で活躍。さらに、ウォルター（後のグンター）がリーダーを務めるヒールユニット「インペリウム」にアイクナーと共に加入し、その存在感を高めました。

2020年5月13日、NXTタッグチーム王座をかけて、ピート・ダン、ティモシー・サッチャー組にアイクナーとのコンビで挑戦。ダンが新型コロナウイルスの影響で欠場したため、代役としてマット・リドルが出場しました。この試合でカイザーとアイクナーは勝利し、見事王座を初戴冠。しかし、8月26日にはタイラー・ブリーズ、ファンダンゴ組に敗れ、王座から陥落しました。

2021年10月26日放送のPPV『NXTハロウィーン・ハボック』では、ナッシュ・カーター、ウェス・リー組とのランバージャックマッチで再びアイクナーとのタッグで勝利し、二度目のNXTタッグチーム王座戴冠を果たしました。同年12月5日放送のPPV『NXTウォーゲームズ』では、カイル・オライリー、フォン・ワグナー組を相手に王座防衛に成功しました。

2022年4月2日放送のPPV『NXTスタンド&デリバー』でのトリプルスレットマッチでナッシュ・カーター、ウェス・リー組に敗れ、王座を失いました。同月8日、インペリウムのリーダーであるウォルターがリングネームをグンターに変更し、SmackDownに初登場。カイザー自身もリングネームをルドウィグ・カイザーに変更し、グンターのセコンドとして同行しました。5月27日にはSmackDown昇格後初の試合を行い、グンターとのタッグでドリュー・グラック、リコシェ組に勝利しました。

2023年のWWEドラフトでは、グンター、ジョバンニ・ビンチ（ファビアン・アイクナーからリングネームを変更）と共にRawへ移籍。インペリウムはRawの主要ユニットとして活躍しています。

2024年4月23日、ビンチとのタッグでニュー・デイと対戦しましたが、敗北。試合後にはビンチを襲撃し、インペリウムから追放するという衝撃的な展開を見せました。8月30日には、自身のルーツであるドイツで開催されたSmackDownで、LAナイトの持つUS王座に挑戦しましたが、惜しくも敗れました。

人物像

カイザーの父、アクセル・ディーターも元プロレスラーであり、ウエストサイド・エクストリーム・レスリング（wXw）で活躍しました。アクセルは2015年9月に逝去しています。また、2022年からは、同じくWWE所属の女子プロレスラーであるティファニー・ストラットンと交際しており、公私共に充実した日々を送っているようです。

獲得タイトル

ルドウィグ・カイザーは、これまでに数々のタイトルを獲得しています。

WWE
NXTタッグチーム王座：2回（w / ファビアン・アイクナー）
wXw
wXwアンフィールド・世界レスリング王座：1回
wXw世界タッグチーム王座：1回（w / ダ・マック）
中央ドイツカップ優勝：1回（2014年）
フォー・ネイションズカップ優勝：1回（2015年）
ヨーロピアン・レスリング・プロモーション
EWPタッグチーム王座：1回（w / ダ・マック）
グレート・ベアー・プロモーション
グレート・ベアー・グランド王座：1回
ジャーマン・スタンピード・レスリング
GSWタッグチーム王座：1回（w / ダ・マック）
ノルディック・チャンピオンシップ・レスリング
NFCファーストファイター王座：1回
インターナショナルNCWクルーザー級王座：1回
ファーストファイター・トーナメント優勝：1回（2010年）
プロレスリング・ファイターズ
PWFノースヨーロピアン王座：1回
プロレスリング・イラストレーテッド
* 現役プロレスラーTop500：240位（2020年）

これらのタイトルが、彼のプロレスラーとしての実力とキャリアを物語っています。

ルドウィグ・カイザーは、その鍛え上げられた肉体と卓越した技術、そしてカリスマ性で、これからも多くのファンを魅了し続けることでしょう。

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