ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団

『ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団』

『ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団』（英題：Coven and Labyrinth of Refrain）は、日本一ソフトウェアが制作したコンピュータRPGで、2016年6月23日にPlayStation Vita用ソフトとして発売されました。さらに、2017年9月28日にはPlayStation 4|PlayStation_4版、2018年9月27日にはNintendo Switch版が発売されました。

ゲームシステムの特徴

本作は、オートマッピング機能を備えたターン制の3DダンジョンRPGです。ゲームはファーストパーソンビュー形式で進行し、敵は特有のデザインを持つ黒い球体として描かれています。戦闘はシンボルエンカウント方式で、プレイヤーは不意打ちやスタンといった戦術を駆使して敵と戦います。

ダンジョンの攻略には、「人形兵」を用います。これらは「カブン」と呼ばれる部隊が最大5つの単位で構成されており、任意のカヴンに対してコマンドを指示できます。人形は拠点で製作され、名前や職業、性別、音声タイプ、性格などを設定できます。また、特定の条件を満たすことで人形の技能が変わるため、戦術に幅を持たせます。

状態リスク・ペナルティ

ダンジョンを攻略する際には、特定の場所から帰還することによってアイテムを失ったり、マナを減少させられるペナルティがあります。また、全滅して強制帰還を余儀なくされると、キャラクターが部位破損という状態になり、HP上限が減少するリスクが伴います。特に、頭部を破壊されると即死となるため、慎重な戦略が求められます。

ストーリー概要

物語は、ルフラン市という辺境の町に魔女ドロニアとその弟子ルカが訪れる場面から始まります。彼女たちは、地下迷宮の完全攻略を依頼され、旅座としての仮面を用意して挑戦します。この迷宮は、数々の冒険者が命を落とした危険な場所で、多量の毒を含むマナや多様なモンスターが待ち受けています。

ドロニアは、自らの力を駆使しつつ、妖路歴程（ようろれきてい）と呼ばれる魔法書を活用し、ダンジョンの奥深くへと進んでいきます。彼女とルカは、時折失敗しつつも困難な試練に挑戦し続け、迷宮の謎を解き明かそうと奮闘します。

登場キャラクター

ドロニア

声優：仙台エリ
『夕闇の魔女』として知られる長い黒髪の魔女。おおらかで率直な性格で、部下のルカに対しては厳しい一面が見え隠れします。

ルカ

声優：種﨑敦美
ドロニアの弟子で小柄な少女。可愛い外見とは裏腹に、鋭い観察力と魔法の才能を持っています。

その他のキャラクター

• - ネルド（声：福島潤）：迷宮探索者で、ドロニアたちに協力することになる青年。
• - ペトローネ（声：佐々健太）：ルフラン市の商会長であり、地下迷宮の探索を依頼する。
• - マリエッタ（声：桑原由気）：修道女であり、ドロニアに好意を持つが秘密のある人物。

用語解説

テネス

本作の設定されている世界で、こちらでは宮廷の魔女がいる一方で、辺境の地では魔女は迫害されています。

ルフラン市

辺境に位置する町で、独特の文化と環境が存在します。特異な経済状況や住人の習慣が物語に影響を与えています。

ルフランの地下迷宮

この迷宮は市内の「カラザの井戸」に接続しており、数多くの冒険者が還らぬ道に挑んできました。様々な異界が繋がっており、探検の魅力が詰まっています。これまで探索に挑んだ者は多いですが、成功者は極めて少ないです。

評価と受賞歴

本作は発売以来、多数の賞を受賞し、特に人気の高いタイトルとなりました。売上げも好調で、2016年には日本一ソフトウェアの中で特にヒットした作品の一つです。評価された要素には、独特のキャラクター造形と緻密なゲームシステムが挙げられます。

『ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団』は、ユニークなストーリーと戦略を持ったダンジョンRPGとして、多くのファンに支持され続けています。

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