ルーカス・バリオス

ルーカス・ラモン・バリオス・カセレスのプロフィール

ルーカス・ラモン・バリオス・カセレス（Lucas Ramón Barrios Cáceres）は、1984年11月13日にアルゼンチンのブエノスアイレスで生まれたパラグアイ人のサッカー選手です。ポジションはフォワードで、彼は特にクラブチームでの活躍が際立っています。

経歴

クラブキャリア

バリオスはキャリア初期に南米およびメキシコの複数のクラブでプレーした後、420万ユーロという移籍金でボルシア・ドルトムントに加入しました。彼は1年目からレギュラーに定着し、19得点を挙げてチームの攻撃の中心として活躍しました。2010-11シーズンには16得点を挙げ、ブンデスリーガ制覇に大きく貢献しました。

しかし、2011-12シーズンには故障の影響があり、ロベルト・レヴァンドフスキにスタメンの座を奪われます。それでもチームはブンデスリーガ2連覇を達成しました。2012年5月に広州恒大足球倶楽部に移籍が発表され、移籍金は850万ユーロ、契約は4年間でしたが、出場機会が限られたことで退団を決意。その後、FCスパルタク・モスクワを経て、2014年にモンペリエHSCにレンタル移籍しました。

2015年にはパルメイラスに移籍し、契約期間は3年間、背番号は10番をつけることになりました。その後、2017年にグレミオFBPA、2018年には古巣のAAアルヘンティノス・ジュニアーズに戻り、2020年にはクラブ・デ・ヒムナシア・イ・エスグリマ・ラ・プラタに加入しました。

代表キャリア

母親がパラグアイ人であることから、バリオスは2010年4月にパラグアイの国籍を取得し、同年5月にはパラグアイ代表に初選出されました。2010 FIFAワールドカップでは主将を務め、実際のキャプテンはフスト・ビジャールですが、バリオスは重要な役割を果たしました。親善試合のアイルランド戦では初出場と初得点を記録し、ワールドカップでは無得点ながら、全5試合に出場し、チームの初のベスト8進出に貢献しました。

また、コパ・アメリカ2011にもレギュラーとして全試合に出場し、準優勝に導きましたが、決勝のウルグアイ戦で負傷し、その後のブンデスリーガ開幕に影響を与えました。

プレースタイル

バリオスは非常に多才なフォワードとして知られています。両足でのシュート精度やヘディング能力に加え、フィジカルの強さを活かしてボールキープも上手です。さらに、オフ・ザ・ボールでの動きが得意で、味方にスペースを創出する能力にも優れています。これらの特性により、攻撃の要として多くのクラブで成功を収めてきました。

主なタイトル

クラブ

• - CSDコロコロ

- プリメーラ・ディビシオン：1回 (2008クラウスーラ)

• - ボルシア・ドルトムント

- ブンデスリーガ：2回 (2010-11, 2011-12)
- DFBポカール：1回 (2011-12)

• - SEパルメイラス

- コパ・ド・ブラジル：1回 (2015)
- カンピオナート・ブラジレイロ：1回 (2016)

• - グレミオFBPA

- コパ・リベルタドーレス：1回 (2017)

個人

• - プリメーラ・ディビシオン得点王：2回 (2008アペルトゥーラ, 2008クラウスーラ)
• - IFFHS年間最多得点：1回 (2008)
• - パラグアイ年間最優秀選手：1回 (2010)
• - コパ・ド・ブラジル得点王：1回（2017）

ルーカス・バリオスは、サッカー界において数々の功績を残した選手であり、今後の動向が注目されます。

もう一度検索