フスト・ビジャール

フスト・ウィルマール・ビジャール・ビベロス：パラグアイが生んだ名GKの軌跡

フスト・ウィルマール・ビジャール・ビベロス（Justo Wilmar Villar Viveros, 1977年6月30日 - ）は、パラグアイ・ニェーンブク県セリート出身の元サッカー選手です。ポジションはゴールキーパー。

クラブでのキャリア

ビジャールは、クルブ・ソル・デ・アメリカでプロとしてのキャリアをスタートさせ、エベル・ウーゴ・アルメイダの指導を受けました。2001年にはクルブ・リベルタに移籍し、2002年と2003年にはリーグ優勝を経験。その後、2004年にアルゼンチンのニューウェルズ・オールドボーイズへ移籍し、2004アペルトゥーラでリーグ優勝を果たし、同年のパラグアイ最優秀選手にも選ばれました。

2008年夏には、スペインのレアル・バリャドリードへ移籍。当初は控えGKでしたが、徐々に頭角を現し、レギュラーの座を掴みました。その後、エストゥディアンテス・デ・ラ・プラタ、クルブ・ナシオナルを経て、CSDコロコロから再びクルブ・ナシオナルへ復帰しています。

代表でのキャリア

ビジャールは、1997年のFIFA U-20ワールドカップに出場。パラグアイ代表としては、2002年、2006年、2010年のFIFAワールドカップ、2001年、2004年、2007年のコパ・アメリカに出場しました。

2006 [[FIFAワールドカップ]]では、正GKとして大会に臨みましたが、初戦で負傷し、その後の試合には出場できませんでした。2010 [[FIFAワールドカップ]]では、正GKとして全試合に出場し、ゲームキャプテンも務めました。チームはベスト8に進出し、ビジャール自身もシャビ・アロンソのPKを止めるなど、その存在感を示しました。

2018年6月12日の日本戦に先発出場し、前半12分に交代。この試合を最後に代表を引退し、代表歴代2位となる通算120試合出場を記録しました。

タイトル

クラブ

リベルタ: リーガ・パラグアージャ (2002, 2003)
ニューウェルズ: プリメーラ・ディビシオン (2004アペルトゥーラ)
コロコロ: カンペオナート・ナシオナル (2014クラウスーラ, 2015アペルトゥーラ)

個人

パラグアイ最優秀選手賞 (2004)
* コパ・アメリカゴールデングローブ賞(最優秀GK賞) (2011)

フスト・ビジャールは、その安定したセービングとリーダーシップで、パラグアイ代表と所属クラブを支え続けた偉大なゴールキーパーでした。彼の勇姿は、多くのサッカーファンに記憶されることでしょう。

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