ルーカス・ホジョ

ルーカス・ホジョのプロフィールと経歴

ルーカス・ホジョ（Lucas Rojo）は1994年4月5日にブラジル・サンパウロ州サン・ロケで誕生した内野手であり、プロ野球選手及び野球指導者としてのキャリアを築いてきた選手です。サンパウロ州のイビウーナで育った彼は、8歳の頃に祖父に連れられて観戦した日系ブラジル人の野球試合をきっかけに、野球への興味を深めました。地元のクラブチームでプレーしながら、その後、ヤクルト野球アカデミーに進む運びとなります。

プロ入りとフィリーズ傘下での活動

ルーカスは2012年6月にフィラデルフィア・フィリーズとマイナー契約を交わし、傘下のルーキー級チームとしてベネズエラのサマーリーグに派遣されます。その年の9月にはブラジル代表として第3回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）の予選に出場し、さらに2013年3月には本大会でもブラジル代表として戦いました。

しかし、2014年10月に彼は自由契約となり、フィリーズとの関係はここで終止符を打ちます。マイナーリーグにおける3年間の成績は、128試合の出場で打率.275、8本塁打、52打点というものでした。

フィリーズ退団後の活躍

フィリーズを退団したルーカスは、2015年にフランス・プロ野球リーグのディヴィジオン・アンに所属するスタッド・トゥールーザンに入団。ここでもフェリペ・ブリンやファニョニ・アランとともにプレーを続けました。

BCL・栃木ゴールデンブレーブス時代

2018年には日本のベースボール・チャレンジ・リーグの栃木ゴールデンブレーブスに加わります。栃木においては、多くの日系ブラジル人が居住し、地元の白鷗大学がブラジル野球連盟と連携を持っていたことが移籍の背景として挙げられます。

栃木では、2019年に一塁手部門でベストナインに選出され、さらに2020年シーズンには打率.352、51打点を記録。これにより東地区の首位打者および打点王の二冠を獲得するなど、素晴らしい成績を残しました。10月28日には栃木ゴールデンブレーブスを退団することが発表されました。

KAL・北九州フェニックス時代

2022年4月には九州アジアリーグの福岡北九州フェニックスに、選手兼任の野手コーチとして加入。活動を通じて63試合に出場し、打率.296（リーグ9位）、7本塁打（同4位）、42打点（同7位）という充実した成績を収めました。途中、9月から10月にかけて行われた第5回WBC予選にはブラジル代表として参加し、国際舞台でもその実力を見せました。

2023年2月4日には北九州を自由契約で退団することが発表されました。

代表歴

ルーカス・ホジョは、2013年、2017年、2023年と3度にわたりワールド・ベースボール・クラシックのブラジル代表として選出されています。彼の活躍は国内外で高く評価されており、これからの展開にも期待が寄せられています。

結論

ルーカス・ホジョは、ブラジル出身のプロ野球選手として日本のリーグでも素晴らしい成果を上げており、選手としてのキャリアだけでなく、指導者としての側面でも注目されています。彼の動向は今後も多くのファンから注目されることでしょう。

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